船上でのインターネット接続事情:電波やWi-Fiの利用について解説

フェリー、港

豪華客船やフェリー、漁船などで海に出る際、インターネット接続ができるかどうか気になる方も多いでしょう。短時間の航行ならまだしも、長期間にわたって海上にいる場合、電波が届くかやWi-Fiの有無は重要なポイントです。この記事では、船上でのインターネット事情や安全なWi-Fi利用方法について解説します。

船上での電波状況:どこまで届くのか?

海上での電波は、沿岸から10〜20キロメートルほどまでは一般的な携帯電波が届きますが、沖合に出ると接続が難しくなります。豪華客船やフェリーなどの大型船では、通常衛星通信を使ってインターネット接続が可能な場合が多いです。一方、漁船や小型ボートでは衛星通信が設備されていないことも多く、通信が途切れやすくなります。

衛星通信を使用している船舶では、基本的なメッセージ送信やメールのやりとりが可能ですが、通信速度が制限されることがあるため、動画視聴や大量のデータ通信には不向きです。

船上のWi-Fi設備とその利用について

豪華客船や一部のフェリーには、船内にWi-Fi設備が整っていることが多く、乗客が利用できる環境が提供されています。Wi-Fiの利用は多くの場合有料で、通信量や利用時間に応じて課金されることが一般的です。Wi-Fi環境は衛星通信を使用しているため、接続速度が安定しない場合があります。

また、Wi-Fiの利用料金が高額になることもあり、旅行会社のパッケージや船のプランにより料金体系が異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

Wi-Fi利用の安全性:船上の共通Wi-Fiに接続しても大丈夫?

船上の共通Wi-Fiは、カフェや公共のWi-Fi同様に、セキュリティリスクが伴います。共通Wi-Fiは不特定多数が利用するため、個人情報やデータが盗まれるリスクがあるので、慎重に利用することが大切です。個人情報を守るために、銀行アプリやオンライン決済など重要な情報を扱う操作は避け、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用することで、通信を暗号化するのがおすすめです。

特に、長期間の利用となる場合はVPNを事前に用意しておくと安心です。VPNサービスはスマートフォンやパソコンから簡単に設定でき、インターネット通信をより安全に保つことができます。

衛星Wi-Fiの料金体系と注意点

船上Wi-Fiを利用する際の料金は、時間制またはデータ量制の2つのプランが一般的です。たとえば、豪華客船の一部では24時間あたりの利用料が数千円程度で設定されている場合があります。データ量制の場合、1GBあたりの料金が設定されており、通信量を意識しながら使う必要があります。

衛星通信は高額になるため、長時間のインターネット利用を希望する場合、使うアプリや通信内容を事前に制限しておくと、費用を抑えられます。

まとめ:船上でのインターネット利用は安全対策と計画が重要

船上でのインターネット接続は、衛星通信を活用したWi-Fiが一般的ですが、電波状況や利用料金、セキュリティ面での注意が必要です。共通Wi-Fiを利用する場合は、VPNの利用などで安全性を高めつつ、必要な情報だけを確認するようにしましょう。また、長期の航行では衛星Wi-Fiの料金が高額になるため、計画的な利用を心がけることが重要です。

この記事が、船上でのインターネット事情についての理解を深め、快適な航行の参考となれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました