ETCの通信エラー対策!黒セラ(センターバイザー)への設置は問題ない?

車、高速道路

ETC(電子料金収受システム)は、高速道路の料金所をスムーズに通過できる便利なシステムですが、まれに通信エラーが発生することがあります。その原因の一つとして、ETC車載器のアンテナの設置位置が適切でない可能性が考えられます。

本記事では、フロントガラスに貼り付けるタイプのETCアンテナを黒セラ(センターバイザー)上に設置した場合の影響や、通信エラーを防ぐ方法について詳しく解説します。

黒セラ(センターバイザー)とは?

黒セラ(センターバイザー)とは、フロントガラス上部の黒い網目状やスモーク加工が施された部分のことを指します。主に日差しを遮る目的で設計されており、紫外線カットや遮熱効果があります。

一般的に、黒セラ部分は金属を含む特殊コーティングが施されている場合があり、電波を遮断する性質を持つことがあります。このため、ETCの通信機器を黒セラ部分に設置すると、正常な通信ができなくなることがあります。

ETCアンテナの推奨設置位置

ETCの通信を安定させるためには、アンテナの設置位置が非常に重要です。以下のポイントを参考に、適切な位置に設置しましょう。

1. フロントガラスの黒セラ部分を避ける

黒セラ部分は電波を遮断する可能性があるため、ETCのアンテナを取り付ける際は、この部分を避けて設置するのがベストです。メーカーの推奨位置は、通常フロントガラスの上部またはダッシュボード上の見通しの良い場所となっています。

2. ガラスの中央または助手席側のクリアな部分に設置

フロントガラスの中央または助手席側の、視界を妨げない位置に設置することで、電波を適切に受信しやすくなります。運転席側ではなく助手席側に設置するのが一般的です。

3. ダッシュボード上への設置

一部のETC車載器は、ダッシュボード上にアンテナを設置することも可能です。この場合、フロントガラスの視界を遮らず、電波の受信状況を改善できる場合があります。

ETCの通信エラーが発生する原因と対策

黒セラ部分への設置以外にも、ETCの通信エラーが発生する原因はいくつか考えられます。以下の点をチェックし、適切な対策を講じましょう。

1. アンテナの設置位置が適切か確認する

まず、アンテナが黒セラ部分にかかっていないか確認しましょう。もし黒セラ部分に設置されている場合は、別のクリアな位置に移動させることをおすすめします。

2. ETC車載器の接続を確認

ETC車載器とアンテナの接続が緩んでいたり、断線していたりすると通信が不安定になります。配線の接続をしっかりと確認し、必要に応じて再接続してください。

3. ETCカードの接触不良

ETCカードが正しく挿入されていないと通信エラーが発生することがあります。カードの端子部分が汚れている場合は、柔らかい布で清掃してから挿入してください。

4. ETCゲート側の問題

まれに、ETCゲート側の受信機にトラブルが発生していることもあります。特定の料金所でのみエラーが発生する場合は、別の料金所で試してみるのも一つの方法です。

黒セラ部分への設置は避け、適切な位置に移動しよう

ETCの通信エラーを防ぐためには、黒セラ(センターバイザー)部分を避け、フロントガラスのクリアな部分やダッシュボード上にアンテナを設置するのがベストです。

また、ETCカードの挿入状態や配線の接続を確認し、必要に応じてメンテナンスを行うことで、スムーズなETC利用が可能になります。

通信エラーが頻繁に発生する場合は、アンテナの位置を見直し、適切な場所へ移動させてみましょう。

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