国際線の飛行機にきな粉を預け荷物として持ち込める？ルールと注意点を解説

海外旅行や帰国時に、日本の食品を持ち運びたいと考える方も多いでしょう。きな粉は健康食品としても人気があり、お土産として持ち運ぶこともあります。しかし、国際線の預け荷物にきな粉を入れても問題ないのでしょうか？この記事では、きな粉の持ち込みに関するルールや注意点について詳しく解説します。

国際線の預け荷物にきな粉を入れても大丈夫？

結論から言うと、多くの国ではきな粉を預け荷物として持ち込むことは可能ですが、いくつかの注意点があります。

航空会社や国によっては、粉末状の食品の持ち込みに制限を設けている場合があります。特に手荷物（機内持ち込み）では、100g以上の粉末は追加の検査が必要になるケースもあります。

きな粉は基本的に食品として分類されるため、特定の国の食品輸入規制の対象となる場合があります。特に、農産物に厳しい国（オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなど）では、持ち込み前にルールを確認しておきましょう。

きな粉を預け荷物として持ち込む際に、特に注意が必要な国をいくつか紹介します。

アメリカでは、植物由来の粉末食品は基本的に持ち込み可能ですが、大量の粉末は税関で申告が必要になることがあります。また、機内持ち込みは350ml（約340g）以上の場合、追加検査の対象となります。

オーストラリアやニュージーランドは植物由来の食品の持ち込みが厳しい国です。商業用でなく個人用であれば申告すれば持ち込める可能性が高いですが、未開封で原産国が明記されたものを選ぶのがベストです。

EU各国では、基本的にきな粉は食品として持ち込み可能です。ただし、一部の国では、粉末状の食品の検査が強化される場合があります。未開封の市販品であれば問題になることは少ないでしょう。

中国や韓国、台湾では、個人用の食品であれば持ち込み可能ですが、大量の持ち込みは関税の対象になる可能性があります。粉末状のものは機内持ち込みよりも預け荷物に入れるのが無難です。

きな粉を預け荷物に入れる際のポイントを押さえて、安全に持ち運びましょう。

税関でのトラブルを避けるために、市販の未開封のパッケージを持ち込むのがベストです。開封済みのものは内容物が不明とみなされ、没収される可能性があります。

海外の税関では、食品の成分を確認することがあります。成分表示があるパッケージを選ぶことで、スムーズに通関できます。

粉末状のものは袋の破損に注意が必要です。二重にジップロックに入れる、タッパーに入れるなどして、預け荷物の中でこぼれないようにしましょう。

申告が必要な国（オーストラリア、ニュージーランドなど）では、入国時に食品持ち込みを申告しましょう。虚偽申告をすると罰金が科される可能性があります。

海外へきな粉を持って行く際は、事前に渡航先のルールを確認し、スムーズな通関を目指しましょう。