海外のホテル予約サイトを利用すると、請求金額が予想と異なることがあります。特にAgodaなどのサイトでは、為替の変動や手数料の影響により、予約時の表示金額と実際の請求額に差が生じることがあります。
Agodaの料金表示の仕組み
Agodaで予約する際、「現地通貨での表示」と「日本円換算での表示」がありますが、請求時には為替レートや手数料が加味されるため、必ずしも表示通りの金額にはなりません。
予約時の表示と請求時の為替レートの違い
例えば、韓国ウォン(KRW)で表示された料金を日本円で支払う場合、予約時の為替レートと実際の決済時の為替レートが異なることが一般的です。
・予約時の参考レート:1KRW = 0.105円(仮)
・決済時の適用レート:1KRW = 0.115円(変動あり)
この変動により、予約時に想定していた日本円額と請求額が異なる場合があります。
請求額が高くなる原因とは?
請求額が想定よりも高くなる主な要因を見ていきましょう。
① Agodaの独自為替レートの適用
Agodaは独自の為替レートを使用して決済を行うことがあり、市場の為替レートよりも不利なレートが適用されることがあります。
そのため、公式の為替レートよりも高めに換算され、結果的に請求額が増えることがあります。
② クレジットカード会社の為替手数料
クレジットカード会社によっては、外貨決済手数料(2〜5%程度)が発生します。この手数料はAgodaの表示額には含まれていないため、実際の請求額に加算されます。
例。
- Agodaの表示額:25,000円(KRW換算)
- カード会社の為替手数料(3%):750円
- 合計請求額:25,750円
手数料率はカード会社や発行ブランド(VISA、Mastercard、JCBなど)によって異なります。
③ Agodaの決済通貨設定による追加手数料
Agodaでは、支払い通貨を「日本円」または「現地通貨(KRW)」のどちらかで設定できます。日本円で決済すると、Agoda独自の換算レートが適用され、余分な手数料が発生することがあります。
そのため、可能であれば「現地通貨(KRW)」での決済を選択し、クレジットカード会社側の為替レートを適用することで余計な手数料を抑えられます。
④ ダイナミックプライシング(価格変動制)
Agodaでは、ホテルの料金がリアルタイムで変動する「ダイナミックプライシング」が採用されています。予約時と決済時の価格差によって、請求額が変わる可能性があります。
請求額を抑えるための対策
Agodaを利用する際に、請求額を抑えるための方法を紹介します。
① 「現地通貨決済」を選ぶ
Agodaの決済オプションで、「日本円」ではなく「KRW(韓国ウォン)」を選択することで、Agodaの不利な為替レートを回避できます。
② クレジットカードの手数料を確認
外貨決済手数料の低いクレジットカード(例:楽天カード、エポスカードなど)を利用することで、余分な手数料を削減できます。
③ 予約前に為替レートを確認
予約時点での為替レートを事前にチェックし、実際に適用されるレートとの差を把握しておくと、請求額のズレを予測しやすくなります。
④ クレジットカードの請求明細を確認
不明な請求が発生した場合、カード会社の明細を確認し、余計な手数料が発生していないかチェックしましょう。
まとめ|Agodaの請求額が高くなる理由と対策
Agodaで予約したホテルの請求額が想定より高くなる理由には、以下の要因があります。
- Agoda独自の為替レートが適用されている
- クレジットカード会社の外貨決済手数料が加算されている
- 決済通貨の設定による追加手数料が発生している
- 価格変動制(ダイナミックプライシング)が影響している
これを防ぐためには、現地通貨決済を選ぶ、外貨決済手数料の低いクレジットカードを使う、事前に為替レートをチェックするなどの対策が有効です。
次回の予約時には、これらのポイントを意識して、余分な手数料を抑えるようにしましょう。
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