高速道路や一般道で走行中、ふと目にすることのある固定式オービス(速度取締機)。運転中にその光を目撃した経験がある方も多いのではないでしょうか。特に、「光ったけれども自分は速度を出しすぎていなかった」と感じることがあるかもしれません。この記事では、固定式オービスの光る仕組みや、光った時にどのように気づくのか、また、その場合にどのような影響があるのかについて解説します。
固定式オービスの仕組みとは?
固定式オービスは、道路に設置された速度計測装置で、特定の区間を走行する車両の速度を自動的に測定し、規定の速度を超えた場合に違反を記録します。主に赤外線やレーザーを使用して、対象車両の速度を測定し、その情報を基に違反車両を特定します。
通常、オービスが設置されている場所には、警告表示や標識があり、ドライバーに注意を促します。しかし、実際に「光った」という瞬間にその仕組みを理解している人は少ないかもしれません。
オービスが光るタイミングは?
固定式オービスが「光る」というのは、実際に測定した速度が制限速度を超えていた場合にフラッシュして、証拠となる写真を撮影することを指します。これが「光る」瞬間です。
例えば、80km/hの制限速度が設定されている場所で、100km/h近い速度で走行していた場合、オービスがその速度を検出し、フラッシュを発することになります。しかし、必ずしも全ての状況でフラッシュが発生するわけではなく、警告の表示やセンサーの調整状態により、必ずしもすべての違反が撮影されるわけではありません。
光った瞬間に気づくには?
固定式オービスが光ったことに気づくかどうかは、いくつかの要因に影響されます。オービスが光る瞬間は、赤外線やフラッシュの強い光が車両の周囲を照らしますが、これを目撃するのは難しい場合があります。特に夜間や視界が悪い場合、光の強さが感じにくいこともあります。
また、オービスの位置や設置角度によって、車両が通過する際にフラッシュが直接視界に入ることは少ないため、ドライバーがその瞬間を認識するのは意外と難しいことがあります。それでも、フラッシュが一瞬でも目に入った場合には、何らかの形でその証拠が記録されている可能性が高いです。
光った場合、違反が確定するのか?
オービスが光ったからといって、必ずしも違反が確定するわけではありません。フラッシュが発生した際に撮影された画像は、後日、警察などの関係機関により確認され、その結果に基づいて処理されます。画像には、車両のナンバーや速度、時間帯が記録されており、その後、違反切符が送られることがあります。
そのため、もしオービスが光ったと感じた場合でも、すぐに違反が確定するわけではなく、一定の手続きが行われることになります。ただし、確認が遅れることもあるため、心配な場合は後日届く通知をしっかり確認することが重要です。
まとめ
固定式オービスは、高速道路や一般道での速度違反を自動的に検出し、違反者を特定するための重要な設備です。「光った」と感じた場合、それが確実に違反の証拠である可能性がありますが、その瞬間に気づくのは難しいこともあります。光った場合でも、すぐに違反が確定するわけではなく、警察などによる確認が行われます。
運転中は常に制限速度を守り、オービスが設置されている場所では特に注意を払うことが、違反を避けるための最善策です。
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