今年の10月からイギリスにワーキングホリデーに行く予定の方にとって、ビザ申請時にIHS(国民健康保険料)を支払った後、別途海外保険に加入するべきかどうかは重要な疑問です。この記事では、IHSと海外保険の違いを解説し、海外保険に加入するメリットについて説明します。
IHSとは?
IHS(Immigration Health Surcharge)は、イギリスに滞在する外国人が支払う医療費の一部負担金です。ワーキングホリデービザを申請する際には、通常、2年間分のIHSを支払うことが求められます。この支払いにより、イギリスのNHS(国民保健サービス)を利用する権利が得られ、基本的な医療サービスは無料または低料金で受けることができます。
海外保険に加入する理由
一方、IHSがカバーするのは基本的な医療サービスだけであり、例えば、緊急の歯科治療や、旅行中の怪我、病気、さらには自転車事故やスリ傷など、一般的な生活上のリスクに関してはIHSだけではカバーしきれません。これに対して、海外保険はより広範囲に対応しており、医療費だけでなく、事故による損害賠償、盗難や遅延による旅行の損失なども補償されます。
海外保険のメリットとデメリット
海外保険に加入することで、以下のようなメリットがあります。
- 緊急医療が必要になった際の費用負担を軽減
- 旅行中の事故や病気による予期せぬ支出をカバー
- スリや盗難に対する補償や、旅行のキャンセルに伴う費用負担を軽減
ただし、海外保険にもデメリットがあります。主に費用がかかることと、保険内容がプランごとに異なるため、しっかりと内容を確認する必要がある点です。
どのような海外保険に加入すべきか
海外保険には、医療費補償だけでなく、キャンセル費用、盗難、傷害、賠償責任などもカバーする「総合的なプラン」を選ぶことが一般的です。ワーキングホリデーで長期間滞在する場合、特に長期間にわたる病気や怪我のリスクも考慮し、包括的な保険を選択するのが良いでしょう。また、選ぶ際は保険の補償範囲が自分の必要に合ったものであるかを慎重に確認しましょう。
まとめ
IHSはイギリス滞在中に基本的な医療サービスをカバーしますが、海外保険に加入することで、医療以外のリスクもカバーでき、より安心して滞在することができます。ワーキングホリデーの滞在中はさまざまな予期せぬ出来事があるかもしれないので、必要な保障を提供する保険に加入することをおすすめします。
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