JAL・ANAの国内特典航空券で婚約者と旅行する際の注意点と予約のコツ

飛行機、空港

マイルを活用してお得に旅行できる特典航空券は、JALやANAの上級会員でなくとも人気のサービスです。とくに婚約者との旅行では「チケットの譲渡可否」や「予約の名義」などに不安を抱く方も多いのではないでしょうか。今回は、入籍前のパートナーとのマイル旅行に関して、JAL・ANAそれぞれの制度と実務上のポイントを詳しく解説します。

特典航空券は原則「譲渡不可」だが予約は可能

JALとANAの特典航空券は、基本的に「マイル提供者=予約者」とは異なる搭乗者でも利用可能です。つまり、マイルを保有している本人が予約を行い、配偶者や家族、恋人などにチケットを発行することは可能です。

ただし、発券後に別の人に譲渡・変更することはできません。このため、最初から正確な搭乗者名義で予約することが絶対条件となります。

JAL特典航空券:家族プログラムで婚約者の予約も可能

JALでは「JALマイレージバンク(JMB)家族プログラム」に加入することで、二親等以内の家族(配偶者・子・兄弟姉妹・祖父母など)にマイルを共有し、特典航空券を発券することが可能です。

婚約者は正式には「家族プログラム」の対象外となりますが、同居や実質的な生活共同体であることを示す資料(住民票・公共料金の明細など)を提出することで、例外的に承認されるケースもあります

一方で、家族プログラムを使わなくても、JALでは通常の特典航空券予約で他人名義を指定することができますので、事前に搭乗者情報を入力すれば、婚約者でも発券可能です。

ANA特典航空券:「特典利用者登録」が鍵

ANAでは、「特典利用者登録制度」があり、事前に最大10名までの利用者を登録することで、マイルを使って他人の分の特典航空券を発券できます。この制度は二親等までが基本対象ですが、実質的には婚約者でも問題なく登録できるケースがほとんどです。

登録時に本人確認書類の提出は求められませんが、予約後に搭乗者名の変更はできないため、正確な情報での登録が必要です。旅行前にANAマイレージクラブのWebサイトから特典利用者登録を済ませておくとスムーズです。

行きはJAL・帰りはANA:別々のマイルでもOK

JALとANAはそれぞれ別の航空連合に所属しており、マイルも完全に別制度です。そのため、行きはJAL、帰りはANAという形で別々に発券しても何ら問題はありません。

ただし、両社とも繁忙期(GW・お盆・年末年始など)は特典枠が非常に少なくなるため、早めの予約が肝心です。特典枠はキャンセルが出ることもあるため、こまめに空席状況を確認すると良いでしょう。

まとめ:婚約者との特典旅行は名義に注意して計画的に

JAL・ANAともに、婚約者とのマイル旅行は十分可能です。ただし、以下の点に注意しておきましょう。

  • 特典航空券は譲渡不可なので、最初から正しい搭乗者名で予約する
  • JALは家族プログラムを活用するか、通常予約で婚約者の名義を入力
  • ANAは事前に「特典利用者登録」しておくと便利
  • 繁忙期は早期予約・こまめな空席チェックが鍵

制度を理解したうえで、マイルを有効活用し、大切な人との素敵な旅を実現させましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました