インドは多様な文化とスパイスの宝庫であり、各地で異なる味わいが楽しめるグルメ天国です。旅行者の多くが「人生で一番美味しかった」と語る料理も多く、一度の旅行では食べ尽くせないほどの魅力があります。今回は、インドで実際に食べて感動した料理の中から、特に印象的だったものを厳選して紹介します。
バターチキン(Butter Chicken)
デリー発祥のこの料理は、濃厚なトマトクリームベースのソースにタンドリーチキンが入った絶品カレーです。ナンやバスマティライスとの相性も抜群で、多くのレストランで看板メニューとして提供されています。
私が訪れたデリーの「モティ・マハル」はバターチキン発祥の店とされており、まさにとろける味わいでした。バターと生クリームのコク、スパイスの絶妙なバランスは、まさに感動レベルの美味しさです。
マサラドーサ(Masala Dosa)
南インド・バンガロールで食べたマサラドーサは、カリッと焼かれたライスクレープにスパイスで味付けされたポテトが包まれ、ココナッツチャツネとサンバルが添えられます。
一口ごとに香ばしさとスパイスの調和が広がり、朝食にぴったり。地元の屋台やダイナーで食べるのが一番美味しく、100円以下で食べられるのも魅力です。
ローカルチャイ(Chai)
インド中どこでも飲めるチャイですが、路上のチャイスタンドで飲むアツアツのミルクティーは格別。マサラチャイとしてスパイスが効いたものが多く、独特の甘さと刺激がクセになります。
特にムンバイで飲んだチャイは、クレイポットで提供され、香り高く、何杯でも飲みたくなるような味わいでした。朝や夕方のひとときにピッタリです。
タンドリープラウン(Tandoori Prawns)
ゴアの海辺で食べたタンドリープラウンは、炭火で香ばしく焼かれたエビにレモンとスパイスが効いており、まさに「海の幸のごちそう」でした。ビーチ沿いのレストランで食べるこの料理は、ロケーションと相まって感動もひとしおです。
エビのぷりぷり感とスパイスの深みは、インド料理の奥深さを実感させてくれました。
ベンガルのフィッシュカレー(Machher Jhol)
コルカタで出会ったフィッシュカレーは、マスタードオイルと魚の出汁が効いた独特の風味。日本人には馴染みのある魚料理に近い感覚ですが、辛さと香りはインドならでは。
ローカル家庭で出されたこの料理は、優しさと力強さが同居した味で、家庭の味の奥深さに感動を覚えました。
まとめ:インドの「感動グルメ」は旅の記憶になる
インドには、地域ごとに個性豊かな絶品料理が存在します。高級レストランで味わうバターチキンから、屋台で飲むチャイ、家庭料理のフィッシュカレーまで、そのすべてが旅の思い出を彩ってくれます。どんな料理が自分にとっての“感動の一皿”になるのか、ぜひ現地で体験してみてください。

コメント