高速道路・高規格道路・高速自動車国道・自動車専用道路の違いをやさしく解説

車、高速道路

日本の道路には「高速道路」や「自動車専用道路」といった様々な呼び方がありますが、それぞれの意味や使われ方には明確な違いがあります。この記事では、これらの用語をわかりやすく整理して、ドライバーが混乱せずに使い分けられるように解説します。

高速道路とは?

「高速道路」は一般的な総称で、高規格で自動車の高速走行を前提とした道路を指します。正式な法律用語ではありませんが、日常会話やメディアでは広く使われています。

例えば、東名高速道路や名神高速道路などはこの「高速道路」と呼ばれていますが、法的には「高速自動車国道」または「自動車専用道路」に分類されます。

高速自動車国道とは?

「高速自動車国道」とは、高速自動車国道法に基づいて建設・管理される国の幹線道路で、最も厳格な基準で整備されています。制限速度はおおむね100km/hで、IC(インターチェンジ)やPA(パーキングエリア)などの設備も整っています。

代表例:

  • 東名高速道路
  • 新東名高速道路
  • 東北自動車道

運営主体はNEXCO東日本・中日本・西日本などの高速道路会社です。

自動車専用道路とは?

「自動車専用道路」は、道路交通法によって定義される「原則として歩行者・自転車などが通行できない道路」です。高速道路に似ていますが、法的には一般道路の一種であることがポイントです。

一部のバイパスや環状道路がこれに該当します。

代表例:

  • 第三京浜道路
  • 首都高速道路
  • 阪神高速道路

高規格道路とは?

「高規格道路」とは、主に建設・整備の視点からの呼称で、高い設計基準(高規格幹線道路)で整備された自動車専用道路を指します。

これは、主に国土交通省が策定する道路ネットワーク整備計画における分類であり、制度的には「自動車専用道路」または「高速自動車国道」と重なっている場合がほとんどです。

代表例:

  • 京奈和自動車道
  • 圏央道(首都圏中央連絡自動車道)

それぞれの違いを表で比較

名称 法的根拠 通行対象 代表例
高速道路 通称 自動車のみ 東名、名神など
高速自動車国道 高速自動車国道法 自動車のみ 東北道、新東名など
自動車専用道路 道路交通法 自動車のみ 首都高、第三京浜など
高規格道路 道路整備計画上の概念 自動車専用 圏央道、京奈和道など

まとめ

「高速道路」という言葉は日常的に使われていますが、法的には「高速自動車国道」や「自動車専用道路」など、複数の区分があります。また、道路の整備計画としての「高規格道路」という用語もあるため、混同しやすいのが現状です。運転中に標識や道路種別を意識することで、安全運転にもつながります。

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