オンラインパスポート申請で不備があった場合の対応と再申請後のスケジュール目安

パスポート

オンラインでのパスポート申請は便利な反面、申請内容に不備があると交付が大幅に遅れることがあります。この記事では、特に多い不備の一つである「非ヘボン式表記の記載漏れ」に焦点を当て、再申請が必要になった場合の対応や再交付までのスケジュールについて詳しく解説します。

非ヘボン式ローマ字表記とは?

非ヘボン式とは、例えば「小川(Ogawa)」を「Ogawa」とせず、「Ogawa」に「Hogawa」や「Ogaua」といった、伝統的なヘボン式以外の綴りで申請したい場合に必要となる任意記載です。

この記載がなければ、希望の綴りが認められず、再申請となることがあります。オンライン申請では特に見落とされがちなポイントです。

再申請になった場合の処理期間はリセットされるのか?

残念ながら、不備による再申請を行った場合は、その日から改めて処理がスタートします。通常の処理期間は5営業日〜2週間程度とされており、不備がなく処理がスムーズに進んだとしても、再申請日から最短で1週間、長ければ2週間以上を見込む必要があります。

さらに、混雑期やシステム処理の遅延が重なると、追加で数日〜1週間程度遅れることもあります。

再々申請になった場合はどうなる?

万が一再々申請が必要になると、交付時期はさらに後ろ倒しになります。仮に申請ミス→再申請→再々申請という流れをたどると、通常のスケジュールから最低でも3週間〜1か月以上遅れることも。

このため、再申請時には、「申請内容に間違いがないか」「必要な記載が網羅されているか」を厳しくチェックし、可能であればパスポートセンターに電話で確認するのもおすすめです。

パスポート交付の最新状況を確認するには

オンライン申請後の状況確認は、マイナポータルの「申請状況確認」から可能です。ステータスが「処理中」のまま長く変化しない場合は、不備の可能性を疑い、管轄のパスポートセンターに直接問い合わせましょう。

また、地域によっては外務省のパスポートページでも交付予定日などのガイドが掲載されていることがあります。

スムーズな取得のためにできること

  • 非ヘボン式表記の希望がある場合は、必ず任意記載欄に記載する
  • 再申請時は、画面キャプチャを保存し入力内容の記録を残す
  • 必要書類を再確認(写真、本人確認書類、マイナカードなど)
  • 処理に関するFAQをあらかじめチェック

上記の準備により、トラブルを未然に防ぎ、再申請後の対応もスムーズになります。

まとめ

オンラインでのパスポート申請は便利ですが、不備があると交付までに大幅な遅れが生じる可能性があります。非ヘボン式表記の記載漏れなど、見落としがちなポイントに注意しながら、再申請時には万全の確認を行いましょう。処理期間は再申請日からリセットされるため、急ぎの渡航予定がある場合は早めの対応が鍵となります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました