子供と一緒に海外旅行をする際、「座席指定をすべきかどうか」は多くの親御さんが迷うポイントです。特に空席が多く見えるフライトでは、追加料金を払ってまで指定するかは悩ましいもの。今回は、仙台発・香港行きの便で11歳のお子様と2人で旅行するケースを想定し、判断基準と実際の傾向を解説します。
基本ルール:子供と親は離されにくい
航空会社の多くは、12歳未満の子供とその保護者は隣席に配置されるよう配慮してくれます。座席未指定でチェックインしても、最終的には同席または隣接した席になることが一般的です。
ただしこれは絶対ではなく、混雑状況や他の優先座席(身体障がい者、特別対応が必要な乗客等)の関係で離れてしまうケースも稀にあります。
座席指定をするメリットと費用感
座席指定の主なメリットは「確実性」です。「窓側がいい」「前方の席がいい」「子供が不安がるから確実に隣に座りたい」という方は、数百〜数千円の指定料を払う価値があります。
特に格安航空会社(LCC)や一部の国際線では、事前指定をしないと離れてしまう確率がやや高めです。座席指定料金の相場は1席あたり500〜2,000円程度です。
空席状況は常に変動する
現在「がら空き」に見えても、フライト当日までに急に埋まることはよくあります。団体予約や旅行会社枠が後から反映されるため、早期の空席情報だけで判断するのは危険です。
特に夏休み直前の7月や週末便は、直前で一気に埋まるケースが多く見られます。
過去の体験が無駄とは限らない
「以前、がら空きだったのに座席指定して無駄だった」と感じた経験もあるかもしれません。ただ、それは「安全を買った」とポジティブに捉えるのが◎です。旅行は安心感があってこそ楽しめるものです。
仮に座席が空いていても、前方や通路側など希望席であればメリットは大いにあります。
座席指定が不要なケースとは?
・早めに空港へ行き、チェックイン開始と同時に手続きをする
・機内で席交換をお願いできるように余裕を持つ
・混雑しにくい平日昼の便などを選ぶ
これらの条件が揃えば、指定せずとも十分隣席を確保できる可能性があります。
まとめ:不安があるなら「指定」がおすすめ
子連れ旅行で大切なのは、当日の安心感と余裕です。数千円でそれが確保できるのであれば、指定しておくに越したことはありません。空いているように見えても、状況は変わります。
一方で、混雑がなさそうな便であれば無理に指定しなくても大丈夫。家族旅行をより快適にするため、フライトの条件に合わせて柔軟に判断しましょう。


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