タイを経由して第三国へ向かう際、乗り継ぎ時間を利用してバンコク市内での観光や食事を楽しむ日本人旅行者は少なくありません。特に、スワンナプーム国際空港での長時間の乗り継ぎでは、市内のナイトマーケットやホテルでの休息を計画する方も多いでしょう。この記事では、タイでの短期トランジット滞在に関するビザ要件や注意点について詳しく解説します。
日本人旅行者のビザ免除制度とその適用範囲
日本国籍を有する旅行者は、観光目的であればビザなしでタイに入国し、最大30日間滞在することが可能です。このビザ免除制度は、空路および陸路での入国の両方に適用されます。ただし、陸路での入国は年間2回までに制限されています。注意点として、ビザ免除での入国は観光目的に限られ、就労や長期滞在には適用されません。
トランジット時の入国とビザ要件
スワンナプーム国際空港での乗り継ぎ時間が12時間以上あり、空港の外に出て市内での観光やホテル滞在を計画している場合でも、日本人旅行者はビザを取得する必要はありません。これは、タイのビザ免除制度が観光目的の短期滞在を認めているためです。
ただし、乗り継ぎ時間が12時間未満であり、空港のトランジットエリアから出ない場合は、入国手続き自体が不要となるため、ビザの取得も必要ありません。
短期間での再入国と入国審査の注意点
タイへの短期間での再入国は、原則として問題ありません。しかし、数日間の間に複数回入国を繰り返す場合、入国審査官によっては不審に思われる可能性があります。特に、明確な旅行目的や滞在先の情報が不足している場合、入国を拒否されるリスクが高まります。
そのため、再入国時には以下の書類を準備しておくことをおすすめします。
- 帰国便の航空券
- ホテルの予約確認書
- 十分な滞在資金の証明(1人あたり10,000バーツ以上)
電子入国カード(TDAC)の導入とその影響
2025年5月1日より、タイへの入国には電子入国カード(Thailand Digital Arrival Card:TDAC)の提出が義務付けられました。これは、従来の紙の入国カード(TM6)に代わるもので、入国予定日の72時間前までにオンラインで申請する必要があります。
TDACの申請には以下の情報が必要です。
- パスポート情報
- 旅行日程と宿泊先の詳細
- 過去14日間の旅行履歴
TDACの導入により、入国手続きが迅速化される一方で、申請を忘れると入国が遅れる可能性があるため、事前の準備が重要です。
まとめ:安心してタイでのトランジット滞在を楽しむために
日本人旅行者がタイでのトランジット滞在を計画する際、ビザの取得は通常不要ですが、短期間での再入国や新たな入国要件に注意が必要です。特に、TDACの申請や入国審査での書類提示など、事前の準備を怠らないようにしましょう。これらのポイントを押さえることで、安心してタイでの滞在を楽しむことができます。


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