航空機ファンや旅行者にとって、空港で見かけるエアバスA320シリーズの機体が「neo」か「ceo」かを見分けるのは興味深い挑戦です。特に、ウィングレットの形状やエンジンの大きさに注目することで、両者の違いを識別する手がかりとなります。
ウィングレットの形状で識別する
A320ceo(Current Engine Option)は、初期モデルではウィングレットがないか、小さな三角形の「ウィングフェンス」と呼ばれるものが装着されています。一方、A320neo(New Engine Option)は、標準で「シャークレット」と呼ばれる大型の上向きウィングレットが装備されています。
ただし、A320ceoでも後期モデルや改修機にはシャークレットが装着されている場合があるため、ウィングレットの形状だけでは完全な識別は難しいことがあります。
エンジンの大きさと形状に注目する
エンジンは、A320neoとA320ceoを見分ける際の重要なポイントです。A320neoは、より大きな直径のエンジン(CFM LEAP-1AまたはPW1100G-JM)を搭載しており、エンジンナセルの後部に小さな上下の突起があるのが特徴です。
一方、A320ceoは、CFM56またはIAE V2500エンジンを搭載しており、エンジンナセルの後部に突起がない、より小さなエンジンが特徴です。
その他の識別ポイント
以下の点も、A320neoとA320ceoを見分ける際の参考になります。
- エンジン音: A320neoは、より静かなエンジン音が特徴です。
- 機体の塗装やロゴ: 一部の航空会社では、機体に「neo」や「シャークレット」のロゴが描かれていることがあります。
- 機体の登録番号: 航空機の登録番号を調べることで、機種を特定することができます。
実際の観察例
例えば、空港で見かけた機体が大型のシャークレットを装備し、エンジンナセルの後部に突起がある場合、それはA320neoである可能性が高いです。逆に、小さなウィングフェンスを装備し、エンジンナセルの後部に突起がない場合は、A320ceoである可能性が高いです。
まとめ
A320neoとA320ceoを見分ける際は、ウィングレットの形状やエンジンの大きさ・形状に注目することが有効です。特に、エンジンの大きさやナセルの形状は、両者を識別する際の重要なポイントとなります。空港で航空機を観察する際には、これらの特徴に注目してみてください。


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