JALの「どこかにマイル」は、6,000マイルで国内のどこかに行けるミステリーツアー型の特典航空券サービスです。このユニークな旅のスタイルは、旅行好きの間で話題となっていますが、時折「最寄り空港が行き先に当選するのでは?」という疑問が浮かぶことも。今回はその仕組みと、実際の事例を踏まえて詳しくご紹介します。
どこかにマイルの基本的な仕組み
どこかにマイルでは、出発空港を指定すると4つの候補地がJALによってランダムに提示されます。ユーザーはその中から「どこでもいい」という条件で申し込み、後日その中のどこか1つが行き先として確定する仕組みです。
たとえば羽田空港を出発空港に選んだ場合、行き先の候補は全国各地の地方空港(例:福岡、鹿児島、新千歳、那覇など)となります。通常、自分の出発空港や近隣空港が“目的地”になることは考えにくい構成です。
実際に“最寄り空港”が行き先になったケースはあるのか?
多くの体験談を調査したところ、「出発地=目的地」となった報告はほとんど見られません。どこかにマイルではシステム上、出発空港と到着空港が異なる必要があるため、自動的に最寄り空港は候補から除外される設計となっていると考えられます。
一部の例で「近隣の別空港が当選した」というケース(例:関空出発で伊丹着など)はありますが、同一都市圏でも別空港である場合は可能性がゼロではありません。
目的地に予想外の場所が来る理由
どこかにマイルでは、なるべく「普段行かない場所」や「地方都市への旅行促進」が意図されています。そのため、人気観光地やアクセスが良い地方都市が当たりやすい傾向があります。
例えば、出発地を福岡に設定した場合、行き先候補としては青森・松山・女満別・新潟などの地方空港が多く表示される傾向があるため、逆に自宅から近い空港が表示される可能性は極めて低いといえるでしょう。
ユーザー体験談から見る実際の当選例
「羽田発→奄美大島」「伊丹発→女満別」など、通常の旅行では選びにくい都市が人気です。
また、地方空港から出発したユーザーが「那覇」や「新千歳」などの人気観光地に当選した事例も多く、ワクワク感がある反面、事前に候補地をしっかり確認しないと旅行準備に苦労するという声もあります。
まとめ:最寄り空港が当たることはほぼないが安心
JALの「どこかにマイル」は、旅のサプライズ感を楽しむ仕組みのため、出発空港が目的地になることはシステム的に排除されています。したがって、自宅に帰ってきたような旅になる心配は不要です。
気になる方は出発地と目的地の候補がどう選ばれるかを事前に確認し、ワクワクする“どこか”への旅を楽しんでみましょう。


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