ベトナムのハノイを経由してダナンへ向かう際、国内線にもかかわらず再びパスポートの提示を求められるケースがあります。これは、日本の感覚では少し不思議に感じるかもしれませんが、実は多くの国で同様の運用がされています。この記事では、その理由と注意点について詳しく解説します。
国際線到着後の国内線移動でも身分確認は必要
国際線でハノイ・ノイバイ国際空港に到着し、そこでダナン行きの国内線に乗り換える場合、入国審査を通過した後でも再びパスポートの提示を求められることがあります。これは、チェックイン時の本人確認や搭乗ゲートでのセキュリティチェックの一環です。
たとえば、日本でも羽田空港で国際線から入国し、そのまま福岡などへ国内線に乗り継ぐ場合、航空会社のカウンターで再チェックインを行い、搭乗時に身分証を求められることがあります。特に外国人旅行者に対しては、パスポートが唯一の公的身分証明書として使われるためです。
ベトナムの空港運用と国際線経由の特殊事情
ベトナムの空港では、国際線エリアと国内線エリアが完全に分離されていることが多く、入国審査後の移動でも空港内で新たに手続きが必要となる構造になっています。たとえば、ハノイ・ノイバイ空港では、国際線ターミナル(T2)と国内線ターミナル(T1)は徒歩やバスでの移動が必要で、ターミナルが異なることで再確認のプロセスが発生します。
このため、たとえ「同じ空港」であっても、国際線から国内線へは別便の乗継ぎとして扱われることがあり、航空会社や空港職員が再確認を求めるのです。
乗継ぎ時のスムーズな対応方法
ベトナム国内線への乗継ぎをスムーズに行うには、以下のポイントを意識しましょう:
- パスポートは常に手元に:入国後も再提示が必要になる場合があるため、すぐ出せる状態にしておく
- 航空券控えまたはeチケット画面を準備:空港職員が航空便の確認を求めることがあります
- 空港内の案内やスタッフの指示に従い、移動先のターミナルを間違えないようにする
また、乗継時間に余裕をもってスケジュールを組むことで、再確認の手間があっても焦らず対応できます。
日本とベトナムでの空港運用の違い
日本の空港では、国際線から国内線へのスムーズな連携が整備されているケースが多く、同じターミナル内で入国から乗継ぎが完結することもあります。しかし、ベトナムのようにインフラや運用が異なる国では、それぞれの国の事情に沿った対応が必要になります。
このような違いを理解しておくと、現地でのやり取りにもスムーズに対応でき、ストレスなく旅を楽しむことができるでしょう。
まとめ:国内線でもパスポートは重要な本人確認書類
ベトナム国内の移動であっても、特に国際線との乗継ぎが関係する場合、パスポートの提示はセキュリティや手続きの一環として求められることが多いです。日本の感覚とは異なりますが、現地ルールに沿って対応することが円滑な旅のコツです。
「パスポートは入国審査だけのもの」と考えず、搭乗完了までは常に携帯し、係員からの提示依頼には快く応じるようにしましょう。


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