1990年代にインドを訪れた旅行者にとって、当時の物価の安さや沈没旅行者の存在は印象的だったことでしょう。2025年現在、インドの物価や旅行スタイルはどのように変化しているのでしょうか。最新の情報をもとに、現状を詳しく解説します。
インドの物価はどれくらい上がったのか?
2025年現在、インドの物価は1990年代と比べて上昇していますが、それでも多くの旅行者にとっては手頃な価格帯を維持しています。例えば、バックパッカー向けの予算は1日あたり約20〜40ドル(約2,400〜4,800円)で、宿泊、食事、交通費をカバーできます。Laure Wandersのガイドによれば、快適な旅行を望む場合でも1日あたり40〜80ドル(約4,800〜9,600円)で十分です。
インフレ率も安定しており、2025年4月の消費者物価指数(CPI)は前年比で3.16%と、近年で最も低い水準となっています。Times of Indiaの報道によれば、これは食品価格の安定が主な要因とされています。
バックパッカーの予算と生活スタイル
バックパッカーにとって、インドは依然として魅力的な目的地です。宿泊費は地域によって異なりますが、ドミトリータイプのホステルであれば1泊5〜20ドル(約600〜2,400円)程度で宿泊可能です。Trip India Nowの情報によれば、食事は地元のレストランや屋台で1食あたり1〜3ドル(約120〜360円)と非常にリーズナブルです。
交通費も安価で、ローカルバスや鉄道を利用すれば、都市間の移動も数ドルで済みます。特に、長距離列車のスリーパークラスはコストパフォーマンスが高く、バックパッカーに人気です。
沈没旅行者は今も存在するのか?
1990年代に見られたような長期間インドに滞在する「沈没旅行者」は、現在でも一部の地域で見られます。特に、ゴアやバラナシ、リシュケシュなどのスピリチュアルな雰囲気を持つ都市では、長期滞在者が集まる傾向があります。
しかし、ビザの制限やインターネットの普及により、以前のような「沈没」スタイルは減少傾向にあります。現在では、リモートワークをしながら滞在するデジタルノマドが増えており、彼らが新たな長期滞在者の形となっています。
観光地と地方都市の物価差
観光地では物価が高めに設定されていることが多く、特にデリーやムンバイ、ジャイプールなどの都市では、宿泊費や食事代が他の地域よりも高くなる傾向があります。例えば、ムンバイの中級ホテルでは1泊あたり50〜100ドル(約6,000〜12,000円)程度かかることもあります。
一方、地方都市や観光地から離れた地域では、物価は比較的安価です。例えば、ウッタル・プラデーシュ州の小都市では、1泊あたり10ドル(約1,200円)以下で宿泊できるゲストハウスも存在します。食事も地元の食堂であれば、1食あたり1ドル(約120円)程度で済むことが多いです。
まとめ:2025年のインド旅行のポイント
2025年のインドは、物価の上昇はあるものの、依然としてバックパッカーや予算重視の旅行者にとって魅力的な目的地です。長期滞在者のスタイルは変化していますが、インド独自の文化や雰囲気を求めて訪れる旅行者は後を絶ちません。
旅行を計画する際は、目的地や滞在スタイルに応じて予算を調整し、現地の情報を事前に収集することが重要です。インドの多様性を楽しみながら、充実した旅をお楽しみください。


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