皇居観光で買えるお土産事情｜天皇陛下関連グッズは存在する？記念におすすめの品も紹介

東京観光の人気スポットである皇居。歴史と格式ある場所を訪れた記念として、お土産を買いたいと考える方も多いのではないでしょうか。特に「天皇陛下」や「皇室」に関連するグッズがあるか気になる方もいるでしょう。本記事では、皇居周辺で手に入るお土産の実情や購入可能な記念品について詳しくご紹介します。

皇居内に売店はあるのか

まず知っておきたいのは、皇居敷地内にはいわゆる「売店」や「お土産ショップ」は存在しないという点です。天皇陛下や皇室は日本の象徴であり、その私的利用や商業化には厳しい制約があります。そのため、皇居の中で「天皇陛下のグッズ」を販売しているような店舗はありません。

ただし、皇居の見学コースや特別公開時には、周辺施設や一部案内所にて限定的な記念品を販売しているケースもあります。これらは皇室関連というよりは、皇居の歴史や建築、文化にちなんだデザインが主です。

皇室にまつわる名称でよく目にするのが「宮内庁御用達」という表示。これは皇室に納入実績のある老舗などに与えられる称号ですが、正式に「宮内庁御用達制度」は現在存在していません。

それでも、銀座や日本橋の老舗百貨店や和菓子店などでは、かつて宮中に献上されたことのある逸品を「御用達風」として紹介していることがあります。たとえば、虎屋の羊羹や山本山の海苔などが有名です。

観光客向けには、皇居周辺の「楠公レストハウス」や「和田倉休憩所」などで記念品を販売していることがあります。内容は、皇居外苑の写真をあしらった絵はがきやパンフレット、小物類が中心で、いわゆる「キャラクターグッズ」のような商品はありません。

一例として、以下のような品が販売されることがあります。

天皇陛下個人に関するグッズはありませんが、皇居を訪れた記念としては、上品で和のテイストを感じられる文具やお菓子が人気です。特に「菊の御紋」をあしらったデザインは格式があり、お土産にも喜ばれます。

また、書籍コーナーでは皇居の四季や歴史を記録した写真集も購入でき、文化的な側面から記念品を選ぶこともできます。

皇居では、天皇陛下の個人グッズやキャラクター商品といったものは販売されていません。その代わりに、訪問の記念となるような歴史・文化を感じられる品が揃っています。観光の思い出や贈答用として、落ち着いた趣のあるお土産を選んでみてはいかがでしょうか。