博多ラーメンの源流を巡る|元祖長浜屋と長浜家の違いと楽しみ方

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博多のラーメン文化において、語り草となっているのが「元祖長浜屋」と「長浜家」の存在です。福岡市赤坂・長浜地区にルーツを持つこれらの店は、いずれも“元祖長浜ラーメン”を名乗りますが、実際には異なる系譜を歩んでいます。本記事ではその違いと、注文スタイル「ベタナマ」「ヤワ」の意味、そしてそれぞれの楽しみ方について詳しく解説します。

元祖長浜屋と長浜家の違いとは?

元祖長浜屋は1952年創業の老舗で、漁師町である長浜市場の近くで生まれました。一方の長浜家は、元祖長浜屋から独立したスタッフが立ち上げた系列の一つ。いずれも味のベースは似ていますが、スープの濃さや接客のスタイルに微妙な差があります。

元祖長浜屋:無骨で昔ながらのラーメン文化を色濃く残す。味は比較的あっさりで、提供も早い。
長浜家(通称:家1):スープにやや濃厚さがあり、若干現代風にアレンジされている印象も。

注文用語「ベタナマ」「ヤワ」って何?

博多ラーメンでは茹で加減を細かく注文できる文化があります。「カタ」や「バリカタ」が全国に広まりましたが、地元長浜エリアでは独特の言い回しが使われていました。

「ベタナマ」:スープ表面の脂を多く(ベタ)、麺はほぼ生(ナマ)という意味。
「ヤワ」:麺を柔らかめに茹でてもらう注文。実は地元でも一定数の支持がある言い方です。

「バリカタ」は長浜エリアの用語ではない?

「バリカタ」は全国的には知られた注文法ですが、実は元祖長浜屋ではあまり一般的ではありませんでした。地元では「ナマ」や「カタ」「フツウ」「ヤワ」で頼むのが主流だったのです。

特に昔の職人気質な店員の多かった時代では、「通ぶった注文は好まれない」といった空気もあり、常連の間では「わかってる人」ほどシンプルな注文をする傾向がありました。

ヤワ麺は野暮?いえ、好みで選べばOK!

質問者のように東京で「ヤワ」を頼まれる方は実は多く、特にスープの味をより吸わせたい場合には、柔らかめの麺が好まれる傾向もあります。「元祖でヤワは野暮」というのは、あくまで一部の常連文化や一昔前の風潮にすぎません。

最近では観光客や若者も多く訪れるため、どの注文方法でも問題なく受け入れられる雰囲気です。自分の好みに素直に従って楽しむのが一番です。

地元民の支持は?味の比較と体験談

ある地元のラーメンファンによると「元祖は飲んだ後に食べるラーメン、長浜家はラーメンを味わうために行く店」と評されることもあるそうです。

また、東京に住む元地元民の声として「帰省するたびに“家”に行くけど、スープの濃さと安定感がちょうどいい」といった意見もあり、どちらにも根強いファンが存在します。

まとめ|ラーメンは好みで選べるのが魅力

「元祖長浜屋」と「長浜家」はどちらも博多ラーメンを語る上で欠かせない存在です。それぞれの味や店の空気感に違いはありますが、どちらが「美味しいか」はまさに好みの問題。「ベタナマ」や「ヤワ」といった注文スタイルを自由に楽しみながら、自分なりの“元祖体験”をぜひ味わってみてください。

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