アメリカへの出張や打ち合わせなどの短期ビジネス渡航は、ESTA(電子渡航認証システム)を利用すればビザ不要で入国できるケースが多くあります。さらに、MPC(Mobile Passport Control)アプリを使うことで、入国審査をスムーズに通過できるメリットもあります。しかし、「ビジネスで入国すると強制送還される」といった噂を耳にして不安になる方も少なくありません。今回は、ESTAとMPCを使った米国入国の際の注意点と正しい渡航目的の選択方法をわかりやすく解説します。
ESTAでの入国は「商談・打ち合わせ」なら問題なし
ESTAは観光や短期商用目的で米国を訪れる際に利用できる制度です。ポイントは、「報酬を受け取らない業務」かつ「短期間での滞在」であることです。
打ち合わせや会議への出席、展示会・見本市への参加(観覧のみ)、顧客との契約交渉などは、ESTAでの入国が認められる範囲です。ただし、現地で直接収入を得る就労行為(勤務や作業)はNGなので注意しましょう。
たとえば「日本の本社で勤務しており、アメリカの支社で会議に参加する」といったケースは、ESTAで問題ありません。
MPCアプリとは?入国審査の時短に便利
MPC(Mobile Passport Control)は、アメリカ入国時に利用できる公式アプリで、あらかじめ入国情報を登録しておくことで、専用レーンからスムーズに審査を受けられる仕組みです。
利用可能な空港では、通常の入国審査よりも待ち時間が短縮されることが多く、英語に自信がない方にも便利な選択肢となります。
MPCでは、渡航目的を「Tourism(観光)」または「Business(ビジネス)」から選ぶ必要があります。
打ち合わせ目的なら「Business」で問題なし
MPCで「Business」を選んでも、目的が正当であれば何の問題もありません。具体的には、以下のようなケースが該当します。
- 顧客企業との商談や打ち合わせ
- 業務上の視察
- 国際会議やセミナーへの参加
上記の活動は、ビザ免除プログラムで認められている範囲です。ESTAを取得し、MPCで「Business」を選んでも、事前に正しい申告を行っていればトラブルになることはほとんどありません。
入国審査でよく聞かれる質問と回答のポイント
入国審査官は、あなたの入国目的を確認するためにいくつか質問をします。英語に不安がある方は、あらかじめ準備しておくと安心です。
例:
Q: What is the purpose of your visit?
A: I’m here for a business meeting.
Q: How long will you stay?
A: I will stay for 5 days.
また、打ち合わせの招待状や日程表などがある場合は、印刷して持参することで信頼性が増します。
ESTAとMPCの併用でスムーズな入国を
ESTAとMPCを正しく活用すれば、米国入国時の不安を大きく軽減できます。MPCは、米国内の一部空港(例:JFK、LAX、SFO、ORDなど)で利用可能です。利用には、公式アプリのダウンロードとパスポート情報の事前登録が必要です。
公式アプリはこちらから入手できます:https://mobilepassport.us/
まとめ
ESTAを使ってのビジネス目的の入国(打ち合わせ・会議参加など)は合法的に認められています。MPCアプリを活用することで、入国手続きもスムーズに進みます。「ビジネス」を選んで正しく目的を申告すれば、強制送還の心配もなく安心して渡航できます。事前の準備と情報の把握が、安心・安全な出張のカギです。


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