香港からマカオへの日帰り旅行は、効率的に移動手段とスケジュールを組めば十分に現実的なプランです。特に予算を抑えたい旅行者にとっては、フェリーに比べて安価なバスを利用する選択肢は魅力的です。ここではバスを使った移動方法や観光モデルコース、注意点などをご紹介します。
香港〜マカオ間のアクセス方法と所要時間
現在、香港からマカオへは「港珠澳大橋(Hong Kong–Zhuhai–Macau Bridge)」を利用したシャトルバスでアクセスできます。バスは24時間運行しており、所要時間はおおよそ40〜60分。運賃は片道65〜70HKD(夜間料金あり)と比較的リーズナブルです。
出発地点は香港側の「香港口岸(Hong Kong Port)」で、アクセスにはMTR東涌線「東涌駅」または空港からのシャトルバスが便利です。マカオ側の到着地は「マカオ口岸(Macau Port)」で、そこから市内中心部まではバスまたはタクシーで15〜20分ほどかかります。
日帰り観光におすすめのモデルコース
限られた時間でもマカオの見どころをしっかり楽しむためのモデルコースを紹介します。
- 10:00頃:香港を出発(シャトルバス利用)
- 11:30頃:マカオ到着後、セナド広場へ移動
- 12:00〜14:00:世界遺産「聖ポール天主堂跡」周辺を散策、エッグタルトなどのグルメも堪能
- 14:30〜16:00:カジノホテルの見学(例:グランドリスボア)やベネチアンマカオでショッピング
- 17:00〜18:00:夕食(ローカルレストランや中華料理店など)
- 19:00頃:マカオ出発(シャトルバス利用)
- 20:30〜21:00頃:香港帰着
フェリーとの比較とそれぞれのメリット
バスとフェリーにはそれぞれメリットがあります。バスは費用面と24時間運行の利便性が強みで、フェリーは天候に左右されにくく、乗り心地が良いという特徴があります。週末や連休中は混雑することもあるため、早めの出発やオンライン予約が推奨されます。
フェリーの所要時間は55〜70分程度、料金は片道170〜200HKDが相場です。特に天気が荒れそうな日は、揺れの少ないバスの方が快適な場合もあります。
マカオ入境に必要な準備
香港からマカオに入境するにはパスポートの携帯が必須です。観光目的であれば多くの国のパスポート保持者はビザ不要で、マカオに30〜90日間滞在可能です。入境審査では帰りのチケット提示を求められることもあるため、バスやフェリーのチケット控えを用意しておくと安心です。
また、12月のマカオは冬季ですが比較的温暖で、昼間は15〜20度前後。羽織ものがあれば問題ないでしょう。
まとめ
香港からマカオへの日帰り旅行は、バスを使えばコスパよく、時間も有効に使えるプランです。事前に交通手段や観光スポットを把握しておけば、1日でも十分にマカオの魅力を楽しむことができます。長時間の移動や混雑に備えて、余裕のあるスケジューリングを心がけましょう。

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