中国への渡航には多くの場合ビザの取得が必要です。日本においては、東京や大阪などに「中国ビザ申請サービスセンター」が設置されており、多くの人が利用しています。しかし、このセンターは日本の行政機関が運営しているのか、中国政府が関与しているのか、わかりにくいという声もあります。本記事では、中国ビザ申請センターの運営体制やその管理主体について詳しく解説します。
中国ビザ申請センターとは
中国ビザ申請センター(Chinese Visa Application Service Center)は、在日中国大使館および各総領事館のビザ業務を補助する目的で設置された外部サービス機関です。ビザ申請者の受付、書類点検、料金徴収、パスポートの返却などを代行するのが主な業務です。
センターは、在東京中国大使館の指導・監督のもと業務を行っており、申請内容の最終審査およびビザ発給の決定は、あくまで中国大使館や総領事館が行います。
運営主体は日本側ではなく中国側の委託業者
このセンターは日本の公的機関ではなく、基本的に中国政府の委託を受けた民間事業者が運営しています。日本法人であっても、業務の内容や範囲は中国大使館のガイドラインに従っており、中国の外交政策の一環といえます。
つまり、設置場所が東京都江東区であっても、実質的な管理は中国側にあると理解するのが適切です。業務内容や営業時間、申請条件なども中国側の意向によって変更されることがあります。
所在地と設置目的の関係
東京の中国ビザ申請センターは、アクセスの良さと人口集中を理由に東京都江東区に設置されています。所在地は日本の管轄区域内であるため、建物の消防法や労働安全衛生法などは日本の法律に従います。
しかし、センター内の業務フローや手続き内容は、中国大使館が決定するもので、日本の外務省や都道府県庁の関与は基本的にありません。
他国におけるビザセンターの事例
中国ビザ申請センターは、日本に限らず世界中の主要国にも設置されています。たとえば、アメリカ・ロサンゼルスやカナダ・トロントなどにも同様の施設があり、いずれも中国大使館・総領事館の監督のもとで民間事業者が運営しています。
これらのセンターも、日本と同様に中国政府の外交機関による審査・発給プロセスを補助する役割を担っており、設置国の政府は関与していません。
まとめ
中国ビザ申請センターの所在地が東京都江東区にあるとしても、運営や管理の主体は日本側ではなく、中国大使館の管轄下にある民間委託業者です。日本国内にありながらも、運用上は中国の外交政策に基づいて動いているという特性があります。ビザ申請を検討している方は、センターの案内情報だけでなく、大使館の公式発表もあわせて確認しておくことをおすすめします。


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