さんふらわあフェリーの船室選びガイド|ツーリストとコンフォートの違いや快適に過ごすコツを解説

フェリー、港

大洗〜苫小牧間を結ぶ「さんふらわあフェリー」は、移動しながら宿泊できる手軽さと非日常感から人気の交通手段です。特に寝台列車や夜行バスと比べても、ゆったりした船旅は多くの旅行者にとって魅力的な選択肢です。本記事では、初級クラスの「ツーリスト」と中級クラスの「コンフォート」の違い、快適に過ごすためのポイントについて詳しく解説します。

ツーリストとコンフォートの基本的な違い

「ツーリスト」は大部屋での雑魚寝スタイルで、カーペット敷きの広間にマットと枕、簡易的な仕切りがあるシンプルな構造です。低価格で利用できる反面、プライバシーは少なめです。

一方、「コンフォート」は2段ベッド形式の半個室タイプ。カーテンで仕切られ、読書灯やコンセントも設置されています。寝るだけの空間ではありますが、他人の視線を遮ることができ、睡眠の質も向上します。

実体験から見る室内環境の違い

実際にツーリストを利用した旅行者からは、「部屋の構造は病室のようで、他の乗客の行動が丸見えだった」との声も。特に深夜には、下着姿で寝る人や、いびきなどの生活音が気になることがあります。

一方で、コンフォートに切り替えた別の体験者は、「仕切りがあるだけで安心感が違う」「他人との距離があって落ち着いて眠れた」と高評価。騒音対策に耳栓を持参することで、さらに快適に過ごせたそうです。

騒音とプライバシー問題:どちらが静か?

「ツーリスト」は比較的空いている場合もあり、広々と寝られる反面、騒音の影響をダイレクトに受けやすいです。利用者が多い時期には、話し声やいびきが気になる場合もあります。

「コンフォート」はカーテンによる仕切りやベッドの構造により、音が軽減されやすいですが、上下段の物音やいびきが完全に遮られるわけではありません。静かさを重視する方は耳栓やアイマスクの活用が推奨されます。

船酔い対策も重要な準備

フェリーは波の影響を受けるため、特に夜間や冬の季節は揺れが激しくなることも。船酔いに弱い方は、酔い止め薬の服用や水分補給を忘れずに行いましょう。

また、酔いやすい人は中央付近の部屋を選ぶのがおすすめです。船体の中央部分は揺れが少ないため、快適に過ごせる確率が高くなります。

食事と大浴場の楽しみ方

「さんふらわあ」にはビュッフェ形式の食堂や大浴場も完備されており、移動中とは思えないほど充実した時間を過ごせます。特に夜の展望風呂は、波の音を聞きながら疲れを癒やす最高のスポットです。

ただし、乗り物酔いをしていると食欲も低下するため、乗船前の体調管理や軽食の持ち込みも効果的です。

まとめ:自分に合った客室選びで船旅を快適に

さんふらわあフェリーをより快適に楽しむためには、自分の好みや体調、同行者の有無に合わせて客室を選ぶことが大切です。プライバシーや静かさを求めるなら「コンフォート」、とにかく安く旅したいなら「ツーリスト」がおすすめです。事前に酔い止めなどの準備も忘れずに、思い出に残る船旅を満喫してください。

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