イベント遠征を予定しているファンにとって、当落発表前の交通手段や宿泊の確保は大きな悩みの一つです。特にクレジットカードで予約を行う際、引き落としのタイミングやキャンセル可否が気になるところでしょう。今回は「キャンセルしたら請求される?」「予約月内の取り消しはセーフ?」といった不安を解消する情報をわかりやすくまとめます。
カードでの予約=即引き落としではない
まず基本的な理解として、クレジットカードで飛行機やホテルを予約した段階では、即座に引き落としが行われるわけではありません。多くの場合は「決済が確定した日」が締め日に加算され、そこから翌月の請求対象となります。
例えば、6月1日に予約し、6月15日にキャンセルした場合、決済が確定していなければ引き落としが発生しない可能性もあります。ただし、これはカード会社やサービス提供者によって異なります。
キャンセル料発生のタイミングに注意
予約サイトや航空会社、ホテルによっては、キャンセルポリシーが設定されています。これにより、予約直後であってもキャンセル料が発生する場合があります。
例えば、航空券の一部では「購入完了時点で払い戻し不可」となるケースも。また、宿泊施設でも「3日前以降キャンセルは100%」などの規定があるため、キャンセル規定の確認は必須です。
キャンセルしても一度引き落とされることもある
実は、いったんカードで決済され、翌月の明細に上がった後にキャンセルとなった場合、一度引き落とされた後に返金処理されることもあります。これは「キャンセル=即請求取り消し」ではなく、「返金処理」として扱われるためです。
この処理には1~2か月程度かかることがあり、特にカード明細が確定した後にキャンセルした場合は注意が必要です。
できるだけキャンセル無料プランを選ぼう
こうしたリスクを避けるためにも、キャンセル料無料またはキャンセル期限が長いプランを選ぶのがおすすめです。旅行予約サイトでは「キャンセル無料」と明記されたプランが多くあり、イベント当落前の仮予約に最適です。
特に楽天トラベルやじゃらんなどの国内予約サイトでは、数日前までキャンセル料不要のプランも多く見つかります。
実例:落選後のキャンセル体験談
実際にライブイベント遠征を予定していたAさんの例では、4月15日にホテルと航空券をカードで予約。4月28日に落選が分かりキャンセルしましたが、ホテルは即時無料キャンセル、航空券はキャンセル料3,000円が差し引かれ、残りは返金されました。
クレジットカード明細には、一度全額が表示されたものの、翌月にマイナス返金が処理され、損失はキャンセル料のみで済んでいます。
まとめ:安心予約のポイント
イベント当落前の予約でも、事前にキャンセルポリシーや決済タイミングを理解しておけば、金銭的なリスクを最小限に抑えられます。以下の点を押さえて、安心して旅の計画を立てましょう。
- キャンセル料無料のプランを選ぶ
- カードの締め日と引き落とし日を確認
- キャンセルタイミングによる返金方法を把握
上手に予約を活用して、当選後はスムーズに遠征を楽しみましょう。


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