長距離ドライブの計画を立てるとき、「最短時間」「最安料金」「快適さ」など、目的や状況によってルートの選び方はさまざまです。近年では、経路と費用を自動で比較してくれる自動車アプリが登場しており、節約志向のドライバーにも人気を集めています。
ルート比較が可能な主な自動車ナビアプリ
代表的な無料ナビアプリとしては、「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」「カーナビタイム」などがあります。これらは複数ルートの提案機能があり、下道・バイパス・高速などを組み合わせた経路が表示されるのが特徴です。
例えば「Googleマップ」では、出発地と目的地を入力すると3〜4つの候補が表示され、それぞれに所要時間や有料道路の利用有無などが明記されます。ただし、細かな通行料金や総ガソリン代までは明示されない場合もあるため、補助的なアプリと併用するとより効果的です。
費用を含めたトータル比較ができるアプリ
「NAVITIME ドライブサポーター」や「ETC割引ルート検索(NEXCO公式)」では、ETC料金・一般料金・所要時間の比較が可能です。また「ドラぷら(NEXCO東日本)」のウェブサイトでは、時間帯別の通行料金までチェックできます。
一方、有料の「カーナビタイム」プレミアムプランでは、ガソリン代・通行料金・移動時間を加味して「最安」「最速」「推奨」の3ルートを比較表示。実際に「大阪〜福岡」などの長距離移動時に便利です。
節約派ドライバーにおすすめのルート選択例
たとえば大阪から福岡へ行く際、全線高速道路利用では通行料が約20,000円・所要6時間程度ですが、一部をバイパス(無料)や一般道に切り替えることで、通行料は7,000円前後・所要時間は7時間30分前後まで圧縮できます。
このようなルート選択をするには、「地図で俯瞰して経路を見比べる」アプローチが有効です。アプリでは、下道優先モードを活用すると、バイパスや無料高速を含むルートが表示されやすくなります。
併用すると便利な情報源
- ドラぷら(NEXCO東日本):割引情報・通行止め情報がチェック可能
- NAVITIME:カーナビアプリと交通費計算の両方に対応
- ガソリン価格比較サイト「gogo.gs」:地域別の給油単価を確認し、経費見積もりに活用
まとめ:最安ルートはアプリで見つける時代に
目的地までの移動を「いかに安く」「いかに効率よく」行うかは、事前の情報収集とツール選びにかかっています。複数のナビアプリを併用し、通行料金・燃料費・所要時間を比較することで、賢いドライブ計画が実現可能です。
特に長距離移動では、1時間の差と1万円の違いが生まれることも。節約派のドライバーは、ルート検索アプリを活用して、理想の移動を実現してみてはいかがでしょうか。


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