タイへの旅行を計画している方にとって、最新のビザ免除制度や入国手続きの変更は重要な情報です。特に陸路での入国を検討している場合、2025年から施行される新しい規則に注意が必要です。
タイのビザ免除制度:2024年7月からの変更点
2024年7月15日より、タイはビザ免除制度を拡大し、93か国・地域の国民に対して観光目的での60日間の滞在を許可しています。これには日本も含まれています。さらに、滞在期間はタイ国内の入国管理局で最大30日間延長可能です。
ただし、陸路での入国に関しては制限があります。ビザ免除制度を利用して陸路でタイに入国できるのは、年間2回までとされています。空路での入国にはこの制限は適用されません。
2025年5月から導入されるタイ・デジタル到着カード(TDAC)
2025年5月1日以降、タイに入国するすべての外国人は、入国の72時間前までに「タイ・デジタル到着カード(TDAC)」をオンラインで提出する必要があります。これは従来の紙のTM6到着カードに代わるもので、入国手続きをデジタル化し、効率化を図るものです。
TDACの提出は、観光客、ビジネス渡航者、長期滞在者など、すべての外国人に義務付けられています。申請には、パスポート情報、旅行および宿泊予定、健康状態などの情報が必要です。
2025年6月からの電子渡航認証(ETA)の導入予定
タイ政府は、2025年6月から電子渡航認証(ETA)制度を導入する予定です。これにより、ビザ免除制度を利用する旅行者は、事前にオンラインでETAを取得する必要があります。ETAは無料で、申請後約1時間で承認されるとされています。
ETAの導入により、入国審査の効率化とセキュリティの強化が期待されています。旅行者は、入国前にETAを取得し、入国時に提示する必要があります。
旅行者へのアドバイスと注意点
タイへの旅行を計画する際は、以下の点に注意してください。
- 陸路でのビザ免除入国は年間2回までに制限されています。
- TDACの提出は必須であり、入国の72時間前までにオンラインで完了させる必要があります。
- 2025年6月以降は、ETAの取得が必要となります。事前にオンラインで申請し、承認を得てください。
- 入国時には、十分な資金(個人で20,000バーツ、家族で40,000バーツ)を所持していることを証明できるようにしてください。
まとめ
2025年から、タイへの入国手続きは大きく変わります。特に陸路での入国を計画している旅行者は、年間2回までの制限やTDAC、ETAの導入に注意が必要です。最新の情報を常に確認し、必要な手続きを事前に済ませることで、スムーズな入国が可能となります。


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