飛行機でのお菓子の持ち運びは大丈夫?ジップロックの使用と気圧の関係を解説

飛行機、空港

飛行機に乗る際、お土産や自分用にスナック菓子などをジップロックに入れて持ち運ぶ人も多いでしょう。ですが「上空の気圧で袋が破裂するのでは?」と不安に思う方もいます。この記事では、航空機の気圧環境とジップロックに入れたお菓子との関係を解説し、安全に持ち運ぶためのポイントも紹介します。

飛行機の気圧環境とは?

飛行機は通常、地上よりも高い高度(約10,000m)を飛行しますが、客室内は加圧されています。とはいえ、気圧は地上よりもやや低く、標高約2,000m程度の山と同じくらいの空気圧です。

そのため、完全に密封された袋や容器に入っているものは、内圧と外圧の差で袋が膨張することがあります。特に空気の多く入った袋入りスナック菓子などは、破裂する可能性があります。

ジップロックに入れたお菓子は破裂する?

ジップロックに入れて持ち込むお菓子が破裂する可能性は、密封状態と中身によります。ジップロックのように完全密閉できる袋で、中に空気を多く含んだ状態であれば、気圧差で袋が膨らみ、最悪の場合は開いたり破裂する恐れもあります。

ですが、ジップを完全に閉じずに軽く空気を抜いておくなどの工夫をすれば、問題なく持ち運べます。スナック菓子やチョコレート、小分けのお煎餅なども同様です。

実際の経験談から学ぶポイント

例えば筆者は、ジップロックに市販の個包装クッキーを入れて手荷物として機内に持ち込みました。その際、ジップは最後まで閉じずに空気を軽く抜いた状態にしたことで、気圧の変化による影響は全くありませんでした。

一方、密封状態で空気が多めのポテトチップスを持ち込んだ友人は、上空で袋がパンパンに膨れ、「開けた瞬間に中身が飛び出してしまった」とのこと。これは破裂ではないものの、開封時の注意が必要だと実感しました。

気圧の影響を避ける梱包のコツ

  • ジップロックに入れる前に中身の空気をなるべく抜く
  • ジップを少しだけ開けておく(ただし清潔保持が必要な食品は要注意)
  • 個包装のお菓子を選ぶと安心
  • 預け入れ荷物より手荷物で管理するのが安心

これらのポイントを押さえておけば、上空でも安心してお菓子を運べます。

預け入れ荷物の場合の注意点

手荷物ではなく預け入れ荷物にお菓子を入れる場合は、さらに注意が必要です。貨物室の気圧は客室よりも低く設定されている場合があり、より大きな圧力差が発生することがあります。

そのため、特に空気が多い包装のまま預けると破裂する可能性が高まります。預ける場合も、可能であれば空気を抜き、ジップロック+タッパーなど二重保護がおすすめです。

まとめ:ジップロックは便利だが使い方に注意

ジップロックは機内でのお菓子の持ち運びに便利ですが、密封状態で空気が多いと気圧差で膨らんだり破裂することがあります。空気を抜いておいたり、ジップを軽く開けるなどの対策をすれば、安全に利用できます。

旅行中のちょっとした気配りで、大切なお菓子を安全に運ぶことができるでしょう。

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