海外旅行の準備で多くの人が迷うのが「液体物の持ち込みルール」です。特に国際線ではセキュリティ強化のため厳しい制限が設けられており、手荷物と預け荷物では対応が異なります。本記事では、液体のルールについて詳しく解説し、安心して出発できるようお手伝いします。
基本ルール:液体制限が適用されるのは手荷物のみ
国際線の液体物制限は基本的に「機内持ち込み手荷物」に対するルールであり、100ml(g)以下の容器に入れたうえで、容量1リットル以下の透明ジッパー付きプラスチック袋にまとめる必要があります。
これは、2006年以降の国際的な航空保安対策の一環として導入されたもので、世界中の空港で採用されています。代表的な対象品目には、水やお茶、化粧水、クリーム、歯磨き粉、ヘアワックス、日焼け止めなどが含まれます。
預け荷物には液体制限は原則適用されない
一方で、預け荷物に入れる液体に対しては、原則として「100ml以下」の制限はありません。1本あたり500mlや1リットルのペットボトル、シャンプー、酒類なども、通常は預け荷物であれば問題なく持ち込めます。
ただし、爆発物や引火性の高いものなど危険物と見なされる場合は、航空会社や国際航空運送協会(IATA)の規定に基づき持ち込み禁止になることがあります。アルコール度数70%を超える酒類などが代表的な例です。
注意が必要な液体物とその梱包方法
たとえば「お土産の日本酒」「お気に入りのシャンプー」などをスーツケースに入れる場合、瓶が割れたり液体が漏れたりしないように工夫が必要です。気圧の変化で容器が膨張することもあるため、密閉と緩衝材の使用が推奨されます。
実例として、空港のカートに貼ってある「割れ物注意」のタグは預け荷物の破損トラブルを防ぐのに有効です。また、プラスチック製の小さなボトルに移し替え、タオルで包んでおく方法もよく使われます。
液体類に関する航空会社ごとの違い
ANAやJALなど大手航空会社と、LCC(格安航空会社)では、預け荷物の液体物に対する対応が若干異なる場合があります。特にLCCは預け荷物の重量制限が厳しいため、大容量の液体を入れると超過料金の対象となる場合があります。
また、各航空会社の公式サイトやチェックイン時の案内でも最新の情報を確認することが重要です。国土交通省の航空保安情報も併せてチェックしておきましょう。
間違えやすいアイテム例
- NG:500mlの水を手荷物に入れて保安検査を通過しようとする
- OK:500mlの水をスーツケースに入れて預ける
- NG:200mlの化粧水を手荷物に
- OK:化粧水を100ml容器に小分けしてジッパー袋に
まとめ:手荷物と預け荷物でルールは異なる
液体物の制限は「手荷物」に適用され、「預け荷物」には基本的に適用されません。ただし、危険物や漏れのリスクには十分注意が必要です。旅行前に航空会社のガイドラインを確認し、スムーズな出国と帰国を目指しましょう。
しっかり準備して、楽しい旅をお過ごしください!


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