インドネシア・バリ島への旅行を計画している方にとって、ビザの有無は重要なチェックポイントです。この記事では、日本国籍の方がバリ島へ渡航する際に必要なビザ情報と、その取得方法をわかりやすく解説します。
バリ島への渡航でビザは必要?
日本のパスポートを所持している方は、観光目的であれば最大30日間までインドネシアに「ビザ免除」で滞在することができます。ただし、このビザ免除は延長不可で、目的が観光・親族訪問・会議・展示会などに限定されています。
一方、30日を超えて滞在予定の場合や、滞在中に延長する可能性がある方は「到着ビザ(VOA: Visa on Arrival)」を選ぶのが一般的です。
到着ビザ(VOA)とは?
VOAはバリ島到着時に空港で取得できるビザで、有効期間は30日です。さらに、現地の移民局で一度だけ30日間延長が可能です。合計で最長60日間の滞在が認められます。
VOAの費用は2025年現在でIDR 500,000(約5,000円前後)です。クレジットカードや一部外貨(米ドルなど)での支払いも可能ですが、インドネシアルピアを持参しておくとスムーズです。
VOAの取得場所と手順
VOAはバリ島のデンパサール国際空港(ングラ・ライ空港)の入国審査前に設けられた専用カウンターで取得します。飛行機を降りてすぐの案内に従って「Visa on Arrival」カウンターへ進みましょう。
取得時に必要なものは以下の通りです。
- パスポート(残存有効期間が6か月以上)
- 帰国用航空券(または第三国への出国チケット)
- 滞在先住所(ホテルの予約書など)
電子ビザ(e-VOA)という選択肢も
事前にビザを取得しておきたい方には、インドネシア政府公式サイトから申請できるe-VOAもおすすめです。Molina(インドネシア移民局公式)のウェブサイトからオンライン申請が可能で、渡航前に発給を受けることで空港での手続きを簡略化できます。
e-VOAの有効期間や費用は通常のVOAと同様です。
ビザが必要なケースとは?
以下のようなケースでは、事前にインドネシア大使館でのビザ取得が必要になる場合があります。
- 60日を超える長期滞在
- 就労・留学など観光以外の目的
- ビザ免除対象外の国籍の方と同行する場合
不明点がある場合は、インドネシア共和国大使館または領事館に事前に確認するのが安心です。
まとめ
日本人がバリ島を訪れる際、30日以内の観光目的ならビザ免除が適用されますが、より柔軟な滞在を希望する方にはVOAやe-VOAの利用が便利です。旅行前に必要書類やパスポートの有効期間をしっかり確認し、安心して楽しい旅をスタートさせましょう。


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