カナダ渡航時に知っておきたいeTAの仕組みと入国手続きのポイント

ビザ

カナダに空路で入国する際、日本を含むビザ免除対象国からの渡航者は「eTA(電子渡航認証)」の取得が必要です。初めてeTAを取得した方や、申請後に届いた承認メールをどう扱うべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、eTAの仕組みと、渡航時の実際の手続きについて詳しく解説します。

eTAとは?その基本と役割

eTA(Electronic Travel Authorization)は、カナダ政府が導入している電子渡航認証制度で、カナダに空路で入国する際に事前にオンライン申請・承認を受ける必要があります。対象は主に観光やビジネス、乗り継ぎなどの短期滞在者です。

申請はカナダ政府の公式サイトから行い、申請料は7カナダドル(2025年現在)。承認されると通常は数分以内に登録されたメールアドレスに確認メールが届きます。

eTAはパスポートに紐づく?

はい、eTAは申請時に入力したパスポート情報に電子的に紐づけられます。そのため、紙やメールの承認書を提示する必要は基本的にありません。

実際の出国手続きや搭乗時には、航空会社のシステムを通じてeTAの有無が確認され、登録済みであればスムーズに進めます。

承認メールや印刷書類は必要?

通常、承認メールや書類の提示は必要ありません。ですが、何らかのトラブルやシステムエラーに備えて、eTAの承認メールをスマホに保存しておくか、印刷して持参することをおすすめします。

特に地方空港からの出発や、小規模な航空会社を利用する場合など、予期せぬ確認が入るケースもあるため、念のための備えとして有効です。

eTAを利用する際の注意点

eTAは取得から最長5年間有効ですが、登録したパスポートが有効であることが前提です。パスポートを更新するとeTAも再取得が必要となります。

また、eTAは入国の「許可」ではなく、「事前認証」であり、実際の入国可否はカナダの入国審査官の判断によって決まります。

トラブル時の対処法

万が一eTAが未登録になっていた場合、空港で搭乗拒否されることがあります。予約時と同じパスポート番号で登録されているかを事前に再確認しましょう。

また、カナダ政府のeTAステータス確認ページ(Check your eTA status)を利用することで、有効かどうかを確認できます。

まとめ

カナダのeTAは、申請時に使用したパスポートに電子的に紐づけられる仕組みで、基本的には承認メールや印刷物の提示は不要です。ただし、予期せぬ事態に備えて承認メールを保存しておくのがおすすめです。パスポートの更新とeTAの有効期限には特に注意し、渡航前にステータス確認をしておくことで安心してカナダの旅を楽しむことができます。

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