アメリカでE-2ビザのもと働く中で、職場環境の変化やキャリアの見直しを考えることは珍しくありません。特に、現在の職場が合わないと感じた場合、新たな雇用先への移行を検討することは自然な流れです。しかし、E-2ビザ保持者が転職を行う際には、特有の手続きや注意点が存在します。
E-2ビザの基本と転職の可否
E-2ビザは、アメリカと条約を結んでいる国の国民が、アメリカ国内で実質的な投資を行い、その事業を直接運営・管理することを目的とした非移民ビザです。ビザの有効期間は通常2年で、条件を満たせば何度でも延長可能です。
このビザのもとで働く従業員が転職を希望する場合、新たな雇用先がE-2ビザの要件を満たしている必要があります。つまり、新しい雇用主も条約国の国民が50%以上所有する企業であり、申請者がその企業で管理職や専門的な役割を担うことが求められます。
転職時の手続きと必要書類
新たな雇用先への移行を希望する場合、以下の手続きが必要となります。
- USCISへの申請:アメリカ国内に滞在中であれば、Form I-129とEサプリメントを提出し、ステータスの変更を申請します。
- 領事館での手続き:国外で手続きを行う場合、DS-160フォームを提出し、面接を受ける必要があります。
これらの手続きには、投資額の証明、事業計画書、雇用契約書など、詳細な書類が求められます。
面接の必要性とその理由
新たなE-2ビザの取得やステータスの変更を行う際、面接が必要となる場合があります。特に、国外で手続きを行う場合は、アメリカ大使館や領事館での面接が必須です。面接では、申請者の役割や事業の実態、投資の正当性などが確認されます。
一方、アメリカ国内でのステータス変更の場合、通常は面接は不要ですが、USCISの判断によっては面接が求められることもあります。
転職時の注意点とリスク
転職を行う際には、以下の点に注意が必要です。
- ステータスの維持:新たな雇用先での勤務を開始する前に、必要な手続きを完了し、USCISまたは領事館からの承認を得ることが重要です。
- ビザの有効性:ステータス変更のみを行った場合、国外に出るとそのステータスは無効となります。再入国するには、新たなE-2ビザを取得する必要があります。
- 家族のステータス:申請者の家族も、主申請者のステータスに依存しているため、転職に伴う手続きが必要となる場合があります。
まとめ:計画的な転職のすすめ
E-2ビザ保持者が転職を行う際には、事前の計画と適切な手続きが不可欠です。新たな雇用先がE-2ビザの要件を満たしているかを確認し、必要な書類を準備することで、スムーズな移行が可能となります。また、専門の移民弁護士に相談することで、手続きの不備やリスクを最小限に抑えることができます。


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