日本を代表する大規模水族館「海遊館」(大阪)と「名古屋港水族館」。どちらも高い人気を誇りますが、「どっちが楽しい?」という疑問に直面する方も多いでしょう。この記事では、それぞれの水族館の魅力や特徴、展示の内容を比較しながら、訪問者の目的に合った選び方をご紹介します。
海遊館の特徴と魅力
大阪・天保山に位置する海遊館は、「太平洋を取り巻く環太平洋火山帯と生命の進化」をテーマにしたダイナミックな展示が特徴です。特に人気なのが巨大な円筒形の水槽「太平洋水槽」で、ジンベエザメが悠々と泳ぐ姿は圧巻。
館内は8階からスロープを下りながら海中世界をめぐる構造で、まるで潜水しているような感覚が味わえます。夕方以降は幻想的な照明演出「ナイトアクアリウム」も楽しめるため、カップルや写真好きの方にもおすすめです。
名古屋港水族館の特徴と魅力
名古屋港水族館は「南館」と「北館」に分かれており、規模としては日本最大級。南館では南極の海から日本の深海まで幅広い海洋環境を再現し、北館では海棲哺乳類を中心に展示。シャチ、イルカ、ベルーガなどが間近で見られ、特に人気です。
見逃せないのがイルカショー。広大なスタジアムで行われるパフォーマンスはスケールが大きく、観客を魅了します。また、飼育や研究への取り組みも先進的で、学習目的でも十分楽しめます。
展示内容の違い:魚類 vs 哺乳類
海遊館は魚類の展示に特化し、巨大水槽での立体的な視覚体験が魅力。一方、名古屋港水族館は海棲哺乳類に力を入れており、動きのあるパフォーマンスや訓練風景を観察することができます。
たとえば、海遊館ではアリューシャン列島ゾーンのラッコやカリフォルニアアシカ、名古屋港水族館では世界的にも希少なシャチやジャンプするイルカが目玉となっています。
アクセスと周辺施設の違い
海遊館は大阪市内に位置し、観光地として有名な天保山マーケットプレースや観覧車、USJにもアクセスしやすいため、観光の一環として立ち寄る人が多いです。
名古屋港水族館は名古屋市南区にあり、周囲には名古屋港ガーデンふ頭やポートビルなどがあります。静かで落ち着いた環境の中で、ゆったりと水族館を楽しむスタイルに適しています。
それぞれに向いている人のタイプ
- 海遊館がおすすめな人:ダイナミックな魚類展示や海中を感じる空間演出が好きな人、デートや観光目的の人。
- 名古屋港水族館がおすすめな人:シャチやイルカなど海棲哺乳類に興味がある人、ショーや解説をじっくり楽しみたい家族連れ。
まとめ
「海遊館が楽しいか?それとも名古屋港水族館か?」という問いに対する答えは、訪問者の好みによって異なります。海中散歩のような体験をしたいなら海遊館、動物とのふれあいやショーを重視するなら名古屋港水族館がおすすめです。
どちらも一度は訪れる価値のある施設ですので、関西・東海エリアにお住まいの方や旅行を計画中の方は、ぜひ両方訪れて比較してみてください。


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