子どもが海外に留学する際、渡航準備や現地生活のことに気を取られがちですが、実は親も事前に対応すべき大切な準備があります。そのひとつがパスポートの取得です。万が一に備え、家族がスムーズに対応できるようにしておくことが、安心した留学生活を支えるポイントになります。
留学中に起こり得る緊急事態への備え
留学中に起こる可能性のあるトラブルには、急病、事故、パスポートの紛失、ビザ関連のトラブル、情勢の変化などが含まれます。こうした状況では、親がすぐに現地へ駆けつける必要が生じる場合があります。
緊急時にすぐに渡航できる状態でいるためには、あらかじめパスポートを所持しておくことが極めて重要です。パスポートは申請から受け取りまでに通常1週間程度を要するため、急な対応ができないリスクがあります。
パスポート取得の手続きと必要な書類
パスポートの申請には、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)、戸籍謄本、顔写真(規定あり)などが必要です。手続きは居住地のパスポートセンターや市町村の窓口で行えます。
有効期間は5年または10年から選択できますが、万が一に備える目的であれば10年パスポートの取得が望ましいです。一度取得しておけば、長期間にわたって安心感が得られます。
事前に航空券の手配やビザの確認も視野に
パスポートを取得した上で、外務省の海外渡航情報やビザ要件も確認しておくとさらに安心です。多くの国では短期間の親族訪問であればビザ不要の場合もありますが、国によっては事前申請が必要です。
また、クレジットカードの海外旅行保険や、緊急時に利用できる現地連絡先をリストアップしておくと、実際に現地で行動する際の不安を軽減できます。
子どもとの連携を円滑にするために
親が現地に行く必要が出た際、子どもとの連絡手段も重要です。LINEやWhatsApp、Zoomなどの通信アプリで普段から定期的にやり取りする習慣を持っておくと、緊急時でも情報共有がスムーズになります。
また、現地の学校やホストファミリー、留学エージェントの連絡先を紙とデジタルの両方で持っておくことをおすすめします。
実際にあった「パスポート未取得」でのトラブル事例
あるご家庭では、子どもがカナダで突然入院した際に、親がパスポートを持っていなかったため、渡航できるようになるまで10日以上かかりました。その間、現地では子どもが不安を感じ、言葉の壁に苦労したそうです。
別の例では、ヨーロッパの情勢悪化で航空便が減便される中、パスポートを持っていた親はすぐにフライトを予約して現地入りし、トラブルを未然に防げたとのことです。
まとめ:パスポートは“保険”のひとつとして考える
子どもの留学準備と同時に、親がパスポートを取得しておくことは「もしも」に備える賢い選択です。取得にはそれほど手間がかからず、費用も数千円〜1万円台と高額ではありません。安心して留学生活を見守るための「備え」として、今から準備を始めてみてはいかがでしょうか。


コメント