高速道路やインターチェンジ付近でよく見かける「オービス(自動速度取締装置)」。制限速度60km/hの道路を80km/hで走行した場合、本当にオービスは作動するのでしょうか?この記事では、オービスの作動条件や実際の取締りの基準、そして注意すべき運転マナーについて詳しく解説します。
オービスの仕組みと種類を理解しよう
オービスには大きく分けて固定式と移動式の2種類があります。固定式は高速道路や幹線道路の高架などに設置されており、事前に警告看板があるのが一般的です。移動式は小型の装置をパトカーや三脚に設置するタイプで、住宅街などにも設置されます。
いずれのタイプも速度超過が一定の基準を超えると撮影が行われ、ナンバープレートや運転者の顔が記録されます。
オービスが作動する速度超過の目安
明確な数値は公表されていませんが、多くの専門家の見解や実例によれば、制限速度を30km/h以上超過すると、オービスが作動する可能性が高いとされています。
たとえば、制限速度60km/hの場所で90km/h以上で走行した場合に光るケースが多く、80km/hでは作動しないことも多いというのが実情です。ただし、エリアや装置の設定によっては例外もあります。
一発免停になる速度超過とは?
速度違反は速度超過の程度により処罰が異なります。
- 30km/h未満の超過:反則金と違反点数(免停にはならない)
- 30km/h以上(高速道路では40km/h以上):刑事罰対象で一発免停の可能性
です。オービスが作動するレベル=刑事罰対象と考えるとわかりやすいでしょう。
実例:首都圏インター付近でのオービス作動条件
あるユーザーの報告では、制限速度60km/hの都内のインター出口で85km/h走行したところ、オービスが光ったというケースがあります。反対に、80km/hで走行しても光らなかったという例も多数見られます。
これは、各オービスの設定速度が異なるためで、同じ60km/hの制限でもオービスの閾値は地域や交通事情で違うことを意味しています。
光らなかったから安心?いえ、油断は禁物
オービスが光らなかったとしても、移動式の取締やパトカーによる追尾が行われている場合もあります。実際、警察庁は人員配置による取締を強化しており、光らないからといって無違反とは限りません。
また、速度違反による事故リスクも高く、事故時の過失割合にも大きく影響します。安全のためにも制限速度を守るのが最善です。
まとめ:オービスは30km/h超過が目安、でも慢心は禁物
一般的に、制限速度+30km/hがオービス作動のボーダーと考えられています。したがって、60km/h制限で80km/hならば光らない可能性はありますが、常に例外や別の取締手段も存在することを忘れてはいけません。
速度は「出すことができる」ではなく「出していいか」を基準に。ルールを守って、安全で快適なドライブを楽しみましょう。


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