暑さ対策として近年注目されている空調服。その中でも人気の「COVELL」の空調服には大容量のモバイルバッテリー(22000mAh)が付属しています。では、こうしたバッテリーを海外、特にアメリカへの渡航時に機内に持ち込むことは可能なのでしょうか?今回は航空会社の規定に基づいた最新情報をもとに、安全かつスムーズに持ち運ぶためのポイントを解説します。
バッテリー持ち込みの基本ルール:容量で決まる可否
一般的に、リチウムイオン電池の機内持ち込み可否は「Wh(ワット時)」という単位で判断されます。Whの計算式は mAh × V ÷ 1000 です。
たとえば、22000mAhで3.7Vのバッテリーの場合:22000mAh × 3.7V ÷ 1000 = 81.4Wh となります。多くの航空会社では、100Wh未満のバッテリーは最大2個まで機内持ち込み可能とされています。
国際線・アメリカ行きフライトの制限
アメリカ行きの航空便では、TSA(米国運輸保安局)やFAA(米連邦航空局)の規定が適用されます。これらの機関でも基本的に「100Wh未満のリチウムイオン電池は2個まで持ち込み可能」という指針を示しています。
つまり、22000mAh・3.7Vまでのバッテリーであれば、1人2個まで持ち込み可能です。ただし、持ち込みは「預け入れ手荷物」ではなく「機内持ち込み」に限られる点に注意が必要です。
空調服用バッテリーを持ち込む際の注意点
空調服のバッテリーは一般的なモバイルバッテリーと違い、専用形状や端子を持つものもあります。そのため、空港の保安検査場で説明を求められる可能性があります。
対策としては、
- 製品ラベルに記載された「容量(mAh)」や「電圧(V)」を確認しておく
- 外箱や説明書があれば一緒に持参する
- 端子部分をテープ等で保護する
といった対応が推奨されます。
搭乗時に安心できる対策とおすすめの準備
空港職員による判断が必要になる場合もあるため、航空会社の公式サイトで「バッテリー持ち込み」に関する案内を事前確認しておくと安心です。
また、複数人で渡航する場合は1人2個までの制限をうまく活用し、同行者に1個ずつ分けて持ってもらうのも有効な方法です。
まとめ:COVELL空調服用バッテリーは基本的に機内持ち込みOK
22000mAh・3.7Vのバッテリーであれば、計算上は約81.4Whとなり、多くの航空会社・国際基準で2個までの機内持ち込みが認められる範囲に収まります。ただし、持ち込みは必ず手荷物として行い、航空会社やTSAなどのルールに従うことが大切です。
事前に容量を確認し、説明書やラベルなどの証明も携帯して、安心・安全な海外旅行を楽しみましょう。


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