アメリカへ留学中、事情により一時的に日本へ帰国することは珍しくありません。しかし、その後の再入国について不安を感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、アメリカ留学生が一時帰国後に再び入国する際のビザや書類、手続きのポイントをわかりやすく解説します。
F-1ビザで留学中に一時帰国しても再入国は可能か
基本的に、有効なF-1ビザとI-20があれば、一時帰国後の再入国は可能です。F-1ビザは米国でのフルタイムの学業に従事する学生のための非移民ビザであり、その目的が継続されていれば再入国に問題はありません。
ただし、有効なビザが失効している、またはパスポートの残存期間が短い場合には、再入国時にトラブルになる可能性があります。
I-20への再入国用サインが必要
I-20(在学証明書)には、再入国に必要なサインが必要です。これは学校のDSO(Designated School Official)により行われるもので、一時帰国の直前に取得することが推奨されます。
このサインは通常1年間有効ですが、OPT中の場合は6ヶ月です。サインが古すぎると、再入国を拒否される可能性がありますので注意しましょう。
再入国時に必要な書類チェックリスト
- 有効なF-1ビザ付きのパスポート(残存期間6ヶ月以上推奨)
- 有効なI-20と再入国用のサイン
- 在学証明書や成績証明書(任意だが、補助書類として役立つ)
- 帰国の理由を明確に話せること(例えば「家族の事情」や「夏季休暇」など)
ビザが失効している場合の対応
F-1ビザがすでに失効している場合は、日本でビザを再申請する必要があります。この手続きには通常数日~数週間かかるため、渡航スケジュールには余裕をもって準備することが重要です。
再申請時には面接やI-20、在学証明書、銀行の残高証明などが求められます。再入国の保証はありませんので、DSOに事前相談するのが賢明です。
CBPでの再入国審査とポイント
アメリカの入国審査では、税関・国境警備局(CBP)がすべての非移民の入国目的や背景をチェックします。審査官に対しては、留学を継続する意志と必要書類を明確に提示することが求められます。
不安な方は、学校の留学生課に相談して「帰国・再入国サポートレター」を準備してもらうのも有効です。
まとめ:事前準備を徹底すれば一時帰国後の再入国は問題なし
アメリカ留学中に一時帰国することは可能であり、再入国も正しく手続きすれば問題ありません。有効なビザとI-20のサイン、必要書類の準備がカギとなります。留学先の担当者と連絡を取りながら、余裕を持って計画を立てましょう。
トラブルを避けるためにも、在日アメリカ大使館の公式サイトや、自分の大学の留学支援オフィスの最新情報を確認することをおすすめします。


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