「小説を読みたいけど、何を選べばいいかわからない」「読書初心者でも楽しめる、読みやすい小説を知りたい」——そんな方に向けて、本記事ではジャンル別に“おすすめで読みやすい”小説を紹介します。ページをめくる手が止まらない魅力的な作品ばかりなので、読書の世界に一歩踏み出したい人にもぴったりです。
1. 感動したい人におすすめの小説
『君の膵臓をたべたい』住野よる
タイトルに驚くかもしれませんが、中身は繊細で切ない青春ストーリー。重い病を抱える少女と、無口な少年の交流を描いた物語で、読みやすい文体とテンポの良さが特徴です。読後は優しく心を包まれるような感動が残ります。
『世界から猫が消えたなら』川村元気
余命わずかの郵便配達員が、1日ごとに「何かをこの世界から消す代わりに命を1日延ばせる」という不思議な提案をされる物語。哲学的なテーマながら平易な文体で、誰でも入り込みやすい一冊です。
2. 笑ってスカッとしたい人におすすめ
『鹿の王』上橋菜穂子
少し長編ですが、語り口が丁寧でファンタジー初心者にも読みやすい作品。医療・政治・親子愛などさまざまなテーマが織り込まれており、大人の心にも響きます。テンポよく読めるのが魅力です。
『有頂天家族』森見登美彦
京都を舞台に、狸と天狗と人間が織りなすドタバタコメディ。ユーモラスな描写と軽快な会話文で、「文章に慣れていない人」でも楽しめます。アニメ化もされ、世界観に入りやすいのもポイント。
3. サスペンス・ミステリーが好きな人に
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
恋愛小説風の導入ながら、最後の“どんでん返し”に驚愕すること間違いなし。ストーリーが簡潔かつテンポよく展開し、ミステリー初心者でも手軽に読める構成になっています。
『Another』綾辻行人
ホラー×学園ミステリーという異色の組み合わせが魅力。キャラ描写が丁寧で読み進めやすく、物語に引き込まれます。映像化作品も多く、読みながらイメージしやすい点もメリットです。
4. 短編・エッセイ系が好みの方に
『ほしのこえ』新海誠
映画監督・新海誠の代表作を原作とした短編小説。わずか100ページほどの中に壮大な世界観と切ない恋愛が凝縮されており、読書が苦手な方でも最後まで飽きずに読めます。
『ツナグ』辻村深月
死者と再会できる「使者」を題材にした連作短編集。1話ごとに完結しているため、好きなタイミングで読めます。やさしい文体と情感豊かな描写が魅力です。
まとめ
今回紹介した小説は、いずれも「読みやすくて面白い」と評判の高い作品ばかり。ジャンルごとに選べば、自分の好みに合った一冊がきっと見つかるはずです。まずは気になるタイトルを1冊、気軽に手に取ってみてください。読書の楽しさを実感できるきっかけになるかもしれません。


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