ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の人気アトラクション「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」は、映画『ジュラシック・パーク』をモチーフにした水上ライド型アトラクションとして長年親しまれています。しかし、近年は続編『ジュラシック・ワールド』の影響も強く、アメリカのユニバーサル・スタジオでは一部リニューアルが進んでいます。では、日本のアトラクションはどうなのでしょうか?
日本の「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」はどの作品が元?
USJの「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」は、1993年公開の映画『ジュラシック・パーク』をベースに作られています。アトラクションの演出や登場する恐竜、建物のデザインもすべて初代作品に沿ったものです。
たとえば、ライドの途中で現れる“ディロフォサウルス”や、ラプトル・ケージ、クライマックスで登場する“ティラノサウルス・レックス”は、すべて『ジュラシック・パーク』由来の演出です。『ジュラシック・ワールド』に登場するモササウルスやインドミナス・レックスは登場しません。
海外版との違いは?リニューアルされた“ジュラシック・ワールド”との比較
アメリカのユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでは、2019年に従来の「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」が「ジュラシック・ワールド・ザ・ライド」としてリニューアルされました。この新バージョンでは、映画『ジュラシック・ワールド』シリーズをベースに、モササウルスの巨大水槽演出や、インドミナス・レックスとTレックスのバトルなど、より最新の映画体験が味わえる内容となっています。
一方で、日本のUSJでは、2025年現在も従来の「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」のままで、大規模なリニューアルは行われていません。
リニューアルの予定はあるのか?
現時点(2025年)でUSJが公式に「ジュラシック・ワールド」版へのリニューアルを発表している事実はありません。ただし、パーク内にはすでに『ジュラシック・ワールド』の登場キャラが出演するショー(例:ラプトルとのグリーティング)などが導入されており、コンテンツの一部に“ワールド化”の兆しがあるとも言えます。
また、USJは定期的に人気アトラクションの刷新を行っており、ハリーポッターやマリオなど新しいエリアの登場を見ても、将来的に『ジュラシック・ワールド』の導入可能性は十分にあると考えられます。
ジュラシック・パーク好きなら今行くべき理由
『ジュラシック・ワールド』も人気ですが、オリジナルの『ジュラシック・パーク』には特有のノスタルジーとスリルがあり、それを忠実に再現している日本のUSJのアトラクションは今だからこそ価値があります。映画で見たあの「ゲート」や「濡れながらの急降下」など、体験してこそ味わえる臨場感があります。
リニューアルされると、今の演出がなくなる可能性もあるため、「今のうちに体験しておく」ことがファンにとってはおすすめです。
まとめ:現状と展望を知ってUSJをもっと楽しもう
USJの「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」は、現在も『ジュラシック・パーク』版のまま運営されています。海外のように『ジュラシック・ワールド』へリニューアルはされていないものの、将来的には可能性もゼロではありません。
“懐かしさ”と“今しか体験できない”価値を楽しみつつ、映画シリーズとの違いも意識して訪れることで、より深い楽しみ方ができるはずです。リニューアルを待つか、今のうちに体験するか——それぞれの楽しみ方でUSJを満喫してください。


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