本州と北海道を結ぶ青森〜函館間の移動手段として人気のフェリー。中でも「津軽海峡フェリー」と「青函フェリー」は利用者が多く、それぞれに特色があります。この記事では、値段以外の観点から、両者の違いやおすすめポイントを解説し、ご自身の旅スタイルに合ったフェリー選びの参考になるよう情報を整理しています。
津軽海峡フェリーの特徴
津軽海峡フェリーは、比較的新しく大型の船体を持ち、ゆったりとした空間と充実した設備が魅力です。旅客ターミナルも広く、清潔感のあるラウンジや展望デッキが人気です。
また、ペット専用ルームや個室スペースも用意されており、家族連れやペット連れにも配慮された構造が旅行者の安心につながっています。
青函フェリーの特徴
一方の青函フェリーは、シンプルで実用的なサービスが特徴。設備は津軽海峡フェリーよりも控えめですが、そのぶん乗降がスムーズで、利用客が少ない便では落ち着いた雰囲気で移動できるという利点があります。
乗船時間が短く感じられ、特にビジネスや一人旅の方には使い勝手の良さが魅力的に映るでしょう。
ダイヤと所要時間の違い
津軽海峡フェリーの運行本数は1日8往復程度、青函フェリーは1日6往復程度です。所要時間は両者とも約3時間40分前後と大きな差はありませんが、便の時間帯や混雑状況を見て選ぶのがポイントになります。
早朝や深夜の便を利用したい方は、各社の時刻表を事前に確認しておきましょう。
快適性を重視するなら津軽海峡フェリー
津軽海峡フェリーには「ビューシート」や「コンフォートルーム」といった快適な座席タイプがあり、長時間の乗船でもリラックスして過ごせます。船内Wi-Fiや売店、キッズスペースも整備されているため、小さなお子様連れにもおすすめです。
また、豪華さを感じたいという旅の楽しみを優先する方には、ワンランク上の船旅体験ができます。
実用性・気軽さなら青函フェリー
青函フェリーはコンパクトな造りで、乗り降りがしやすく、とにかく移動したい人にとってストレスの少ない選択肢です。必要最低限の設備で構成されているため、荷物を持ち込むだけで簡単に乗船できるのも利点。
また、車両の搭載もスムーズなので、マイカーやバイクと一緒に移動したい方にも便利です。
まとめ:目的に応じて最適なフェリーを選ぼう
「旅の快適さ」「設備の充実度」を重視するなら津軽海峡フェリー、一方で「シンプルで手軽な移動」を求めるなら青函フェリーがおすすめです。いずれのフェリーも定評のある航路であり、どちらを選んでも青森〜函館の船旅を満喫できることでしょう。事前にスケジュールと旅のスタイルに合ったサービスを確認し、充実した移動時間をお過ごしください。


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