海外への移住や長期滞在、あるいは観光を計画する際、「物価の安さ」と「空気のきれいさ」は非常に重要なポイントです。今回は、日本以外でこれらの条件を満たす国を厳選してご紹介します。旅行者にも移住希望者にも役立つ情報をまとめています。
1. ジョージア(グルジア)|物価安・自然豊か・治安良好
旧ソ連の構成国であるジョージアは、ここ数年でデジタルノマドや長期滞在者の間で注目を集めている国です。物価は日本の約1/3〜1/2程度で、食費や交通費も格安。首都トビリシや山岳地帯のカズベギなど、PM2.5の少ない地域も多く、空気がきれいな環境も魅力です。
例:カフェでのコーヒー1杯は約150円。タクシー初乗りは約100円台。観光地の大気質指数(AQI)も50以下の日が多く、非常に清浄です。
2. ポルトガル|ヨーロッパでも穴場の環境良国
ポルトガルは、地中海性気候で過ごしやすく、空気が澄んでいることで知られています。特にリスボンやポルトといった都市部でも大気汚染が少なく、環境意識が高い国です。物価もヨーロッパ諸国の中では控えめで、特に地方に住むとかなり節約できます。
例:公共交通の月額定期券は約5000円〜。生鮮食品は市場で新鮮なものが安価に手に入ります。
3. ベトナム|コストを重視するなら有力候補
ベトナムは都市によって空気の質に差がありますが、ダラットなど高原都市では空気がきれいで、しかも物価が非常に安いです。月5万円〜の生活費で暮らせるため、節約志向の方にもおすすめ。
例:現地のレストランでの食事は200円前後。郊外ではPM2.5の影響も少なく、自然豊かなエリアも多数存在します。
4. コスタリカ|自然保護が進んだ中米の理想郷
コスタリカは国土の25%以上が自然保護区であり、大気の清浄度は世界的にも高い水準です。生活コストは日本よりも低く、温暖な気候と豊かな自然が調和した環境が魅力です。
例:トマト1kg約100円、家賃は地方都市で月3〜5万円程度から。特に山間部では空気が清浄で、リタイア層にも人気があります。
5. モンテネグロ|アドリア海に面した隠れた優良国
モンテネグロはヨーロッパの中では比較的物価が安く、都市部でも大気の状態が安定しています。アドリア海に面しており、海風が空気の循環を促しやすいため、空気がこもりにくい環境が整っています。
例:レストランのランチが500円以下。海沿いの街・コトルなどは、自然景観もよく、空気の美しさも折り紙付きです。
滞在前に確認しておくべきポイント
物価や空気の状態は都市や季節によって変動するため、旅行・移住前にはNumbeoやIQAirなどのデータサイトで最新情報を確認しましょう。また、観光ビザや長期滞在ビザの取得条件も国ごとに異なるため、早めの情報収集が鍵となります。
まとめ|自分に合った国を選ぶポイント
「物価が安い」だけでなく、「空気がきれい」「治安が良い」「気候が合う」といった要素をバランスよく満たす国を選ぶことが、快適な海外生活や旅の第一歩です。今回紹介した国々は、いずれもそうした条件に優れた選択肢ですので、自分の価値観にあった国を見つけてみてください。


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