東京には戦争の記憶を感じる場所が多くありますが、明治神宮や皇居、靖国神社以外にも、戦争と国の歴史に深く関わるスポットが点在しています。この記事では、比較的知られていないが戦争の記憶を感じることができる場所をいくつか紹介します。
池袋サンシャインシティ周辺:かつての巣鴨プリズン跡
池袋のランドマークであるサンシャインシティの場所には、かつて極東国際軍事裁判が行われた「巣鴨プリズン(巣鴨拘置所)」がありました。戦犯として処刑された人物も収容されていた歴史的な場所で、今ではその痕跡はほとんど残っていませんが、敷地内の小さな記念碑「平和の礎」がその存在を伝えています。
アクセス: 東池袋駅直結または池袋駅東口より徒歩約10分。サンシャイン60ビルの裏手に記念碑が設置されています。
千鳥ヶ淵戦没者墓苑(千代田区)
靖国神社とは異なり、宗教色を排した国立の無名戦没者のための慰霊施設です。第二次世界大戦を含む多くの戦争で亡くなった兵士や市民を祀っており、静かに手を合わせることができる場所です。
春には桜の名所としても知られており、慰霊と共に自然の美しさも感じられる落ち着いたスポットです。
江東区・夢の島熱帯植物館横の第五福竜丸展示館
1954年のビキニ環礁水爆実験で被ばくした「第五福竜丸」が展示されている施設です。戦後の冷戦期における核実験の歴史と、それに巻き込まれた日本人の実情を学ぶことができます。
館内では映像や資料展示が行われており、社会科見学の対象としても利用されています。
防衛省市ヶ谷記念館(新宿区)
旧陸軍士官学校の跡地に立つ防衛省敷地内にある記念館です。太平洋戦争後、極東軍事裁判(東京裁判)の会場としても使用されました。特別公開日以外は事前予約が必要ですが、戦争と日本の防衛の歴史を感じることができる貴重な場所です。
建物内部には旧士官学校時代の面影が残っており、戦時中の雰囲気を感じられる空間となっています。
築地本願寺裏:空襲の傷跡が残る塀
築地本願寺の裏手にある塀には、東京大空襲の爆風で破損した跡が今も残されています。戦災の記憶が刻まれたこの場所は、観光地としてはあまり知られていないものの、歴史的な価値のあるスポットです。
まとめ:身近にある戦争の記憶を訪ねて
東京には、華やかな観光地の裏側に、戦争の記憶や国の歴史を感じさせるスポットが点在しています。明治神宮や靖国神社だけでなく、巣鴨プリズン跡や千鳥ヶ淵戦没者墓苑などを訪れることで、現代の平和の大切さを改めて感じられることでしょう。


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