マレーシアでの就労を終える際には、必ず行うべき手続きのひとつが「就労ビザ(Employment Pass)」のキャンセルです。手続きの流れや必要日数、出国タイミングとの関係について正しく理解しておかないと、思わぬトラブルにつながる可能性もあります。この記事では、就労ビザキャンセルの基本と注意点をわかりやすくまとめました。
就労ビザのキャンセル申請は雇用主が行う
マレーシアで発行された就労ビザ(Employment Pass)は、原則として雇用主(会社)側がImmigration Department(入国管理局)に対してキャンセル申請を行います。本人は、パスポートのコピーや就労終了の同意書など必要書類を提出するだけで、実際の手続きは企業が代行します。
通常、会社がMYXpats Centre経由でオンラインキャンセル申請を行い、承認後にe-Exit Memoが発行される形となります。
キャンセル処理の所要時間と目安
一般的には、キャンセル申請から完了までは3~7営業日ほどが標準的な処理期間です。繁忙期や書類不備がある場合は1週間以上かかるケースもあります。
企業によっては、MYXpatsでの申請のあとに追加の入国管理局手続きが必要な場合もあるため、あらかじめ出国希望日を伝えてスケジュールを調整しておくことが大切です。
ビザキャンセル中の出国は原則不可
Employment Passのキャンセル処理が完了していない状態では、マレーシアからの出国が拒否される可能性があります。特に、MYXpats発行のExit Memo(出国許可通知)が未発行のまま空港の出入国審査を通過しようとすると、止められることがあります。
これは、外国人労働者が労働契約未了のまま逃避したとみなされるリスクを避けるために設けられたルールです。したがって、ビザキャンセルの完了通知(Exit Memo)を受け取ってから出国するのが原則です。
キャンセル後に転職予定がない場合の流れ
マレーシアでの就労を終了し、他の企業へ転職する予定がない場合は、Employment Passをキャンセルして出国することでビザも完全終了となります。
再びマレーシアで働く場合には新たなビザの発行が必要となるため、キャンセル後のステータスで滞在を続けることはできません。観光目的で滞在を続ける場合も、一度出国して再入国(観光ビザとして)する必要があります。
スムーズな出国のためのチェックリスト
- パスポートコピーなど必要書類は会社に正確に提出済みか
- ビザキャンセル申請が提出済みか、会社に確認
- Exit Memoのコピーを受け取っているか
- 出国日はキャンセル完了後か、余裕をもって設定
出国予定日ギリギリにキャンセル手続きを開始すると、遅延や出国拒否につながるため、最低でも10日前までの申請完了を目安にするのがおすすめです。
まとめ:マレーシア就労ビザのキャンセルは余裕を持って対応を
マレーシアの就労ビザをキャンセルするには、会社による正式な申請とExit Memoの取得が必要です。
- 所要日数は通常3~7営業日
- Exit Memoがなければ原則出国不可
- 転職予定がなければ、キャンセル後に出国で完了
- 早めの書類提出と会社との連携がカギ
トラブルを避けるためにも、退職時の手続きは計画的に進め、Exit Memoが手元に届くまでの間は出国を控えるようにしましょう。

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