6月開催の野外イベントは本当に集客が難しい?下田あじさい祭りを例に検証

祭り、花火大会

梅雨の時期である6月に行われる野外イベントに対し、「天気が悪くてお客が来ないのでは?」と不安に思う方も多いかもしれません。特に代表的なイベントとして知られる静岡県の「下田あじさい祭り」は、毎年6月に開催されています。本記事では、梅雨時期における野外イベントの集客実態とその工夫について、下田あじさい祭りを例に検証します。

6月=集客困難?天気と来場者の関係

6月は全国的に雨が多い季節とされ、一般的に野外イベントの集客には不利とされています。しかし、実際には「梅雨でも来場者が多いイベント」も存在します。その一つが下田あじさい祭りです。

例えば、2023年の下田あじさい祭りでは、6月中旬の週末に強い雨が降ったにも関わらず、観光バスでの団体客や、SNSを見て訪れる個人旅行者でにぎわいを見せました。

下田あじさい祭りが6月でも人気を保つ理由

あじさい=梅雨の風物詩というイメージが定着しており、雨と相性の良い花として多くの人が雨天でもあえて訪れる傾向があります。写真映えを狙った観光客にとっては、雨に濡れたあじさいこそが絶好のシャッターチャンスです。

また、下田あじさい祭りは、下田公園の斜面に約15万株のあじさいが咲き誇る圧倒的な規模を誇っており、他地域では味わえない特別感があります。

イベント主催者の工夫で来場を後押し

主催側も来場者の雨対策を支援しています。例えば、園内に滑り止めを敷いたり、無料の傘貸し出しサービスを提供するなど、「雨でも楽しめる環境づくり」が施されています

加えて、SNSを活用したライブ配信や、「雨の日限定フォトコンテスト」など、雨天を逆手に取った企画が行われ、集客につなげています。

他地域でも6月イベントは開催多数

実は6月に開催される野外イベントは多く、例えば東京の「文京あじさいまつり」や、京都の「梅宮大社 菖蒲まつり」なども人気を博しています。いずれも雨と花のコントラストが魅力であり、6月ならではの“しっとりとした景観”を楽しむ来場者が目立ちます。

観光系のSNSアカウントが積極的に紹介していることも、集客維持の一因といえるでしょう。

まとめ:6月の野外イベントは「工夫次第」で集客可能

梅雨という不利な環境に思える6月の野外イベントですが、「あじさい」「しょうぶ」などの季節性と、それを活かした仕掛けによって集客は十分に可能です。下田あじさい祭りのように、天候を味方にしたイベントづくりをすれば、多くの人に選ばれる魅力的な催しにすることができます。

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