UK YMSビザ申請での資金証明不備に直面した場合の対応方法と再提出のポイント

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イギリスのYMS(Youth Mobility Scheme)ビザを申請する際に提出する資金証明書は、厳格な要件が設けられています。その中でも特に重要なのが「過去28日間、最低資金額を維持していた証明」です。本記事では、万が一この証明に不備があった場合の対応策と、再提出時に気をつけるべきポイントについて解説します。

YMSビザにおける資金証明の基本要件

UK YMSビザの申請には、£2,530(約50万円)の資金を連続して28日間保持していることが求められます。この証明は原則として英文での銀行残高証明またはステートメントが必要です。書類はビザ申請日から1か月以内のものが有効です。

仮に金額を満たしていても、「連続28日間」の証明が明確に示されていない場合は、却下理由になります。これはUKビザ申請の中でも特にミスが多いポイントです。

不備があった場合に起こる可能性と対処法

書類の不備がある場合、UKVI(イギリスのビザ・入国管理局)は原則として即却下もしくは問い合わせなしにリジェクトする可能性があります。しかし、提出後すぐに気付き、修正書類を用意して再提出した場合は、例外的に受理されるケースもあります

そのため、迷わず翌日に正しい書類をスキャン・PDF化し、サポートセンターやビザ申請ポータル(VFSやTLS)を通じてアップロード、または指定メールアドレスへ送付しましょう。

スクリーンショット提出や日本語の明細でも対応できるか?

資金証明の内容が日本語だった場合、英訳文を添付するのが原則です。翻訳者名や日付、翻訳が正確であることを記載すれば、自己翻訳でも許可される場合があります。

また、モバイルアプリのスクリーンショットであっても、情報の信頼性が高ければ一時的な証拠として使える可能性はありますが、公式書類の方が確実です。

再提出時に気をつけるべきポイント

  • 銀行名、口座番号(部分表示でも可)、名義が英文で確認できるか
  • 取引履歴の各日付に残高が明記されているか
  • 28日間途切れることなく資金が維持されているか

また、PDFファイル名や送付文にも、「CORRECTION FOR SUBMITTED FINANCIAL DOCUMENT」などの明確なラベルをつけておくと審査官にも伝わりやすくなります。

拒否される可能性とその後の対応策

完全に不備のまま放置した場合は高い確率で拒否されるリスクがあります。ただし、今回のように即対応し、補足資料を追加送付した場合、再考の余地があるため、可能性は十分残されています

仮に拒否された場合でも、再申請(再度ビザ代の支払いと予約は必要)することは可能です。その際は、より厳密に書類を整える必要があります。

まとめ:ビザ書類の不備に気づいたら即対応が鍵

YMSビザの資金証明は非常に重要な要素であり、少しの不備でもリスクが生じます。しかし、申請直後の対応と再提出で巻き返せる可能性は十分にあります。落ち込むよりも、すぐに行動を起こすことが、ビザ取得への最短ルートとなります。

これから申請される方は、UK政府公式ページの要件と照らし合わせながら、慎重に準備しましょう。

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