福岡のグルメといえば「豚骨ラーメン」や「明太子」が有名ですが、実はそれ以外にも地元で根強く愛されている絶品グルメがたくさんあります。この記事では観光客にはあまり知られていない隠れた名物や、地元民が日常的に食べているご当地グルメをご紹介します。
もつ鍋|寒い季節に恋しくなる福岡の定番鍋料理
もつ鍋は福岡の冬の風物詩ともいえる料理で、牛モツとキャベツ、ニラなどを醤油や味噌ベースのスープで煮込んだ一品です。博多駅周辺や中洲、天神には老舗のもつ鍋専門店が点在しています。
実際に地元民に人気の「やま中」や「楽天地」などでは、週末の予約が取れないほどの人気ぶり。にんにくの香りが食欲をそそり、ビールとの相性も抜群です。
水炊き|上品でまろやかな味わいの鶏鍋料理
水炊きは、鶏の旨味を活かしたあっさり系の鍋で、観光客だけでなく地元の家族連れにも愛されています。白濁したスープはコラーゲンたっぷりで、美容や健康にも◎。
有名店「水たき長野」や「華味鳥」では、鶏のスープとポン酢で味わうスタイルが定番。最後に雑炊にしてスープを余すことなく楽しめます。
ごまさば|福岡ならではの生魚文化
「ごまさば」は、鯖の刺身を醤油とすりごま、ネギなどと和えた福岡の郷土料理。新鮮な鯖が手に入る福岡だからこそできる一品で、お酒のお供としても大人気。
特に、地元の居酒屋「魚男(フィッシュマン)」や「いっかく食堂」などでは、丁寧に処理されたごまさばを提供しており、福岡ならではの海鮮文化を感じられます。
焼きうどん|発祥の地・小倉が誇るB級グルメ
福岡県北九州市小倉が発祥とされる「焼きうどん」は、うどん麺をソースで炒める素朴な一品。地元の「だるま堂」などでは、昔ながらの味を今も提供しています。
もちもちしたうどんにソースが絡んだ味わいは、焼きそばとはまた違う魅力があります。観光ついでに小倉を訪れるなら必食。
とり皮串|焼き鳥文化が根付く福岡の逸品
福岡の焼き鳥屋では、「とり皮串」が名物。何度もタレを漬けては焼く「巻き皮」スタイルが主流で、外はカリッと中はジューシーに仕上がっています。
「かわ屋」や「八兵衛」といった人気店では、1人で10本以上注文する人も珍しくありません。お土産としても販売されていることもあるほどの人気ぶりです。
筑前煮(がめ煮)|福岡の家庭の味
鶏肉と根菜を甘辛く煮た「筑前煮」は、福岡の家庭料理の代表格。地元では「がめ煮」とも呼ばれ、正月などの行事食にも登場します。
近年では地元食材を使った定食屋などで提供される機会も多く、観光の合間に立ち寄れる「博多あかちょこべ」などでも味わうことができます。
まとめ|福岡グルメの奥深さを再発見
豚骨ラーメンや明太子だけでなく、福岡には多彩なご当地グルメがあります。もつ鍋、水炊き、ごまさば、とり皮串など、どれも地元民が誇る味ばかりです。
観光で訪れた際は、ぜひこれらの料理にも挑戦して、福岡グルメの奥深さを堪能してみてください。


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