仙台から東京まで下道で走る際、定番のルートは国道4号線と国道6号線。この2本は距離・交通量・走りやすさが大きく異なります。特に平日の夜間(21時出発)の条件下で、どちらが快適かを実体験と走行データをもとに比較してみました。
国道4号ルート:オーソドックスで安定した定番
仙台から宇都宮・埼玉を経由して東京に至る「陸の幹線道路」。道幅も広く、トラックも多く走るため、“深夜ドライブに慣れていない人でも走りやすい”というメリットがあります。
深夜21:00に仙台出発すれば、都内にはおおよそ翌朝5:00~6:00到着。途中で休憩するなら「道の駅しもつけ」や「道の駅庄和」など、設備の整った休憩所も充実しています。
国道6号ルート:距離は短めだがやや難あり
仙台→相馬→いわき→水戸→土浦→東京方面へと抜けるルートで、距離自体は4号より20~30kmほど短くなります。ただし、福島第一原発周辺の通行制限エリアや道幅が狭い箇所、信号の多さ・深夜の照明の少なさが難点。
特に夜間はトラックの流れが速く、慣れていないと疲労しやすいルート。いわき市内・北茨城市内では店舗の営業も少なく、休憩スポットに乏しい印象です。
所要時間の比較と体感
| 項目 | 国道4号 | 国道6号 |
|---|---|---|
| 距離 | 約370km | 約340km |
| 時間 | 約8時間 | 約7.5時間 |
| 道の広さ・整備 | ◎ 安定・街灯多い | △ 狭め・照明少 |
| 休憩施設 | ◎ 道の駅多数 | △ 少なめ |
| 走行難易度 | ○ 初心者OK | △ 中級以上向け |
おすすめルート構成:4号線メイン+都心部は回避
都内への突入は混雑を避けるため、埼玉県の岩槻IC付近から首都高川口線に一部乗るなどの“ミックス構成”が快適です。特に平日朝の首都圏通勤ラッシュ前(6時台まで)に到着できると理想的。
例:仙台 → 白石 → 国道4号 → 宇都宮 → 春日部 → 川口JCT → 東京中心部(首都高)
深夜ドライブ時の注意点
- 休憩は2〜3時間ごとに計画的に(特に那須・佐野・久喜など)
- コンビニは4号線なら豊富だが、6号線はエリアによっては閉店時間あり
- ガソリンは仙台〜白河間、宇都宮周辺で早めに補給
まとめ:安定感なら国道4号ルートが断然おすすめ
仙台から東京を平日深夜に下道移動するなら、国道4号ルートが走りやすさ・安全性・休憩のしやすさで優れています。
6号ルートは距離こそ短くても、通行制限や深夜特有のリスクがあるため、中上級者向けの選択肢。ドライブの快適性を優先するなら、4号+一部首都高利用が最適解といえるでしょう。


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