大阪・関西万博で人気パビリオンを確実に体験するには、当日予約の活用が欠かせません。しかし、現地で「予約ボタンを押しても取れない」「エラーになる」といった声も多く聞かれます。この記事では、当日予約に関するシステムの基本仕様やよくある失敗の原因、スムーズに予約を取るための実践的なポイントを解説します。
当日予約は「1枠制限」あり:重複予約は不可
万博の当日予約には「予約1枠制限」があります。つまり、あるパビリオンの予約(たとえば18:00のガスパビリオン)を1件でも保有している間は、それが「消化(=入館・利用完了)」されるまで、他のパビリオンの当日予約は原則として取れません。
例:午前中にガスパビリオン18:00予約を確保した場合、それ以降は他パビリオン(例:ガンダム、大阪ヘルスケアなど)の開放枠に空きが出ても、スマホで予約操作をしても「取れない」「エラーになる」ことがあります。これはシステム側で「すでに枠を保持中」と判断されているためです。
予約端末とスマホ予約は同一システム上で管理されている
万博会場内に設置された当日予約端末(自立式タッチパネル)と、スマートフォンアプリでの当日予約は、同一の予約システムでデータが連動しています。そのため、端末で取得した予約情報がスマホでも即時に反映され、逆も同様です。
つまり、「端末で予約したあとにスマホでも予約できるか?」という疑問は、システム的には「できない(1枠制限)」というのが答えになります。
◯マークが出ているのに予約できない原因は?
当日開放枠のパビリオンで「◯(空きあり)」と表示されているのに、タップしても予約が確定しない・エラーになるのは、以下のような理由が考えられます。
- 既に別の予約枠(たとえば夕方のパビリオン)が入っている
- 他ユーザーが同時にアクセスして予約が埋まった(競合)
- 通信遅延やアプリのセッション切れ
特に1つ目の「保有枠の存在」は見落とされがちですが、これが最も多いエラー要因です。
当日予約をうまく活用するための戦略
パビリオンを複数体験したい場合は、次のような工夫がおすすめです。
- 1枠目はなるべく午前〜昼の時間帯で確保し、午後に他の開放枠を狙う
- 早めに並べるパビリオンは予約せず直接並ぶ(混雑度に応じて判断)
- 消化後すぐにスマホアプリで次の空きをチェック(アラート機能があれば活用)
- 1人が代表で取らず、同行者も別々に操作できるように準備
例:午前9時の入場で9:30に11:00予約を1件確保→11:00入館後、12:00以降に次の空きを狙う…という形で、1日2〜3パビリオンを体験できる可能性が高まります。
まとめ:当日予約は“消化1枠制限”を前提にスケジュールを組もう
万博の当日予約は、チケットを複数持てるわけではなく、「1枠予約したら次は使い終えるまで不可」という仕様が基本です。そのため、「空いているのに予約できない」現象は、システム上の制約によるものと理解しておきましょう。
うまく回るには、1件目の予約時間を早めに設定することや、開放枠のタイミングを見逃さないことが重要です。事前に仕様を知っておけば、より効率的なパビリオン巡りが可能になります。


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