潮干狩りといえば春がピークと思われがちですが、実は7月の頭でも楽しめるスポットが関東にはまだいくつかあります。特に東京から電車で3時間圏内でアクセス可能な場所をうまく選べば、友人とのお出かけにもぴったりなアクティビティとなります。この記事では、7月でも潮干狩りをそれなりに楽しめる場所や、収穫を増やすためのポイントについて解説します。
潮干狩りの最盛期と7月の潮の特徴
潮干狩りは一般的に3月中旬から6月下旬がピークとされます。これはアサリなどの二枚貝がよく採れ、気候も穏やかだからです。しかし、7月初旬は梅雨明け前後の大潮が狙い目で、潮位が大きく下がる日もあるため、タイミング次第で十分に楽しむことが可能です。
ただし、夏場は水温の上昇で貝の生息が深くなることや、産卵期に入るために採れる量が減る傾向もあるため、確実に収穫したい場合は漁業協同組合などが管理しているスポットを選ぶのがベターです。
東京から3時間以内でアクセスできる7月でもおすすめの潮干狩りスポット
- 富津海岸(千葉県富津市):東京駅から電車とバスで約2時間。7月も営業している年があり、直前まで営業状況の確認が必要です。
- 横須賀・走水海岸(神奈川県):都内から京急線利用で約90分。水質が良くアサリの味が濃いと評判。営業終了していても地元の人が自主的に掘っている光景も見られます。
- 木更津海岸(千葉県木更津市):内房線でアクセス良好。潮干狩り場は例年6月末までだが、自然干潟では残っている可能性あり。
これらの場所はいずれも駅から徒歩やタクシーでアクセス可能で、都心からの週末日帰り旅行にも適しています。
収穫を増やすためのちょっとしたコツ
干潮の2時間前に現地到着を目指すと、効率的に掘り進められます。干潟の端や水が引ききっていないエリアのほうが、7月の場合は貝が残っていることが多いです。
また、すでに掘られた跡がある周辺でも、周囲より少し深く掘ると取り残しが見つかることも。手や熊手よりも金属製の小型クワがあれば効率的に探せます。
潮見表と営業状況を事前にチェックしよう
潮干狩りは潮位と営業状況の確認が命です。国土交通省の潮汐情報や、各潮干狩り場の公式ホームページで「大潮の日」や「干潮時刻」を確認し、当日に最も貝が採れる時間帯を把握しておきましょう。
また、営業終了後の干潟に勝手に立ち入ると地元漁協の管理外でトラブルになる可能性もあります。必ず現地の掲示や管理者に確認して行動しましょう。
注意点:暑さ・虫・衛生管理にも配慮を
7月は熱中症リスクが高まる季節でもあります。帽子や水分補給、UVケアは必須です。また、水たまりが多くなるため蚊などの虫対策も忘れずに。
採った貝は砂抜きをしっかり行い、なるべくその日のうちに調理することをおすすめします。長時間の持ち歩きには保冷剤やクーラーバッグを活用しましょう。
まとめ:7月頭でも潮干狩りは可能!成功の鍵はタイミングと事前準備
7月の潮干狩りは、少し遅めのシーズンながらも場所と潮を見極めれば充分楽しめるレジャーです。東京から電車でアクセス可能な場所も多いため、気軽に日帰りで計画可能。
干潮時刻の確認、現地の営業状況、そして暑さ対策。この3点を押さえて、夏の始まりに友人と楽しい潮干狩り体験を楽しんでください。


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