パスポートの新規申請をオンラインで済ませたあと、「やっぱり10年にしておけばよかった」と後悔する方は意外と多いものです。今回は、オンライン申請後にパスポートの年数を5年から10年に変更できるのか、そしてその具体的な対処法について詳しく解説します。
パスポートの申請年数は途中で変更できる?
結論から言うと、オンライン申請完了後にパスポートの年数(5年⇔10年)を変更することは原則としてできません。申請内容はシステムに登録された時点で確定し、処理が進行してしまうためです。
ただし、まだ手数料を支払っていない・申請書の受理前であれば、申請を取り下げて再申請できる可能性があります。
申請取り下げの方法と再申請の手順
オンライン申請をした直後でまだ書類提出前、手数料未納であれば、各都道府県のパスポートセンターに電話で申請取り下げの可否を確認しましょう。
申請取り下げが可能な場合、改めて10年用パスポートとして再申請することになります。取り下げには運転免許証など本人確認書類を持参の上、窓口に出向く必要があることもあります。
オンライン申請システムの仕組みを知ろう
2023年に導入されたオンラインパスポート申請では、マイナンバーカードを活用した本人認証が前提です。
年数の選択や氏名・住所などの入力事項は、申請完了後に官公庁のパスポートシステムへ登録され、変更・修正は原則不可となります。
費用差と失効までの違い
5年用は11,000円、10年用は16,000円と、費用差は5,000円ありますが、長期的には10年用のほうが1年あたりのコストは割安です。
また、長期旅行や留学などを計画している場合は、最初から10年用を選ぶほうが何度も再申請する手間を省けます。
変更を希望する場合の実例
例:東京都在住のAさんが18歳で5年パスポートを申請したが、10年にすれば良かったと後悔。申請翌日に都庁パスポートセンターに電話したところ、まだ受理前であるためキャンセル扱いとし、再申請が認められました。
このように、ケースによっては柔軟な対応が可能です。
まとめ:どうしても変更したいならすぐに行動を
申請後に変更したい場合は、できるだけ早くパスポートセンターに連絡するのがポイントです。
すでに発行手続きが進んでいる場合は変更不可のため、申請前によく考えて選択するのが大切ですが、もし間違えても慌てずに手順を確認しましょう。


コメント