スマートICを使うときの注意点｜ETC未搭載車両の利用と料金の扱いについて解説

スマートIC（スマートインターチェンジ）は便利な出入口ですが、ETC車載器がない場合には利用できないルールが定められています。本記事では、スマートICに関する利用上の注意点と、ETCを使わずに誤ってスマートICに向かってしまった際の対応策について解説します。

スマートインターとは？基本的な仕組み

スマートICは、ETC専用のインターチェンジであり、原則としてETC車載器を搭載した車両のみが利用可能です。一般の料金所とは異なり、料金所係員が常駐していないため、現金・クレジットカード・通行券には対応していません。

そのため、ETCがない車が入出場しようとすると、ゲートが開かない、または不正通行とみなされる可能性があります。

通行券を取ってスマートICで出ようとしたらどうなる？

ETCを使わずに通行券で高速道路に入り、そのままスマートICの出口ゲートに進入してしまった場合、ゲートは開きません。通行手続きが完了できない状態となり、インターホンで係員対応となる可能性があります。

対応例としては、スマートICでは出場できないため、最寄りの一般IC（フルインター）まで戻るように案内されるか、有人ICへ転送処理を行う手続きが取られる場合があります。

入ったICに戻ったらどうなる？

たとえば「A ICから入って通行券を受け取った後、スマートICで出られず、再びA ICへ戻ってきた場合」、これはいわゆる同一IC入出場となります。NEXCOでは原則として最短料金が適用

対応としては、入場時刻や通行状況を確認したうえで、精算所で事情を説明する必要があります。通行券を無くした場合などと同様、一律料金の適用になる可能性もあるため注意が必要です。