アメリカ渡航に必要なESTA申請では、連絡先電話番号の入力形式に関してエラーが出るケースが多く報告されています。特に国番号と市外局番の扱いで戸惑う方が多く、入力できた箇所とできなかった箇所が混在することもあります。本記事ではその原因と正しい入力方法、さらに申請後に修正すべきかどうかの判断ポイントを解説します。
ESTA申請の電話番号入力でよくあるエラーとは
ESTAの申請フォームでは、現地連絡先・日本の緊急連絡先など複数箇所で電話番号の入力が求められます。
この際、次のようなエラーが発生するケースがあります。
- 国番号選択後に0を除いた市外局番+番号を入力してもエラー
- 一方で、国番号欄に+81を選び、電話番号欄に市外局番込みのフル番号(0なし)を入れたら通過
つまり、ESTA側のバリデーション(入力チェック)が入力欄ごとに仕様が微妙に異なることが原因と考えられます。
入力形式は「+81(国番号)」+「0を除いた番号」が原則
基本的な形式は。
+81(日本の国番号)を選択 → 電話番号欄に市外局番の0を除いた番号を入力
例:03-1234-5678 → 入力は「312345678」
ただし、ページ構成の都合により、国番号が自動で補われるフィールドでは、「+81312345678」といった形式で1フィールド完結の書き方が求められることもあり、ここがエラーの発生源です。
承認済みであれば“再申請は不要”が基本
ESTAが正式に承認された状態であれば、入力欄の形式が原因であっても再申請の必要は原則ありません。
米国CBP(税関・国境警備局)も「入力上の軽微な誤り(誤字、電話番号桁違いなど)」については、審査に大きく影響しないとしています。
特に「連絡先番号の形式」や「緊急連絡先」は、本人確認や滞在の安全性に関係する情報ですが、ビザ申請のような厳密な書類審査ではないため、電話番号の形式相違で入国拒否になることはまずありません。
ただし、入力内容が“全くの無関係”である場合は注意
明らかに不適切な番号(例えば架空の番号、全く関係ない事業者など)を記載していた場合は、再申請を検討すべきケースもあります。
しかし、今回のように「正しい番号を形式に合わせて入力した結果通った」という状況であれば、心配不要です。
まとめ:ESTAの電話番号エラーは仕様によるもので承認済みなら問題なし
ESTA申請時の電話番号エラーは、フォーム仕様や入力欄の違いによるものが多く、承認されたのであれば特に再申請の必要はありません。
念のためスクリーンショットや承認番号を控え、出発前に再確認すれば万全。安心して旅の準備を進めましょう。


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